Joann Sfar “Si Dieu existe” 2015-07-11 『ラビの猫』でBD界のスターになったジョアン・スファールだが、最近父親を亡くして孤児になり、愛し合ってきたサンドリーナは去っていき、1月7日のシャルリー事件で友人のカビュが殺される。彼はマスコミの前面に出ることをひたすら拒み、ノートにあくまでも私的な思いを綴り、女たちとの出会いを描き、ボナールに捧げる絵を描き続けた... 本 0
オヴニー川柳倶楽部:7月1日号 2015-07-11 パリ暮らし 時事(zizi)にも強い十年目( パリ在住女性 42歳 )刻まれど ツマにもなれぬ マグロかな( 選者 ) 女性が年季を積み、どんな時事 (zizi) 問題でもこなせるとは大したものだが、調子に乗るのもいい加減にせい、ということで、この返句。喝!(選者 兎三久斎)... 川柳倶楽部 0
プジョー=シトロエンPSA モロッコに工場建設決める 2015-07-10 PSAプジョー=シトロエンは6月19日、初のモロッコ工場建設計画を発表した。2019年に操業開始予定の北部ケニトラの工場は、北アフリカ、トルコ、中東向けの中小型車を年9万台 (23年には20万台)生産する。投資額は5億5700万ユーロ。近年赤字に苦しんできたPSAだが、ロシア・南米市場が減速するなか、欧州、中国に次ぐ... 経済 0
ユゴーの食風景 -12- 2015-07-10 誌、演劇、小説などあらゆる分野で傑作を残したユゴーは、フランスを代表する文化人。普遍的なその作品は、時代を超えて世界中の読者に愛されている。でも、ルイ・アラゴンが後年にふれているように、権威ある教授陣などからは、ユゴーのスタイルは「繊細さにかけていて、悪趣味だ」などと揶揄(やゆ)されることもあった。もっとも、アラゴン... ノルマンディーの作家と食 他 0
Ornette Coleman (1930-2015) 2015-07-09 オーネットが6月11日に亡くなった。彼の音楽は、常に「今」で、常に「新しい」サウンドだった。リズムがこれほど生き生きしているジャズはちょっとない。指を鳴らしながらステップを踏みたくなる。そのリズムと鋭く絡み合いながらオーネットはよく歌う。「ボクは感情をピュアに演奏しているんだ」。トレードマークのプラスチック製白いア... 音楽 0
マダム・キミのシルバーラウンジ:7月1日号 2015-07-09 Sさん (71歳)は1968年 、24歳の時、東京の語学学校で教えていたスイス人画家J.J. (当時34歳)と出会う。J.J. はパリ第7大学の日本文学教授になったが2年前に逝去。日スイスのカップル生活45年。彼の数奇な生涯を追ってみたい。 J.J.は自国で装飾美術を学び、結婚後ベトナム戦争時代にイタリア、ドイツ、... シルバーラウンジ 0
OPINELの折りたたみナイフ。 2015-07-08 腹這いになった研ぎ職人たち。 この姿勢だと、力がいれやすいのだそうです。 今はもう、このやり方ではないそうです。Opinel N°8刃渡り3.5cmの2番から12cmの12番まである中で最も標準的なオピネルナイフ8番。オピネル発祥地に近いサン・ジャン・ド・モリエンヌ村の紋章 (聖ヨハネの洗礼の手)とサヴォア... MADE IN FRANCE 0
ベルリンまで政府専用機 2015-07-08 「 やり直しができるなら、同じようにはしないだろう 」6月6日、欧州チャンピオンズリーグ決勝戦に、欧州サッカー連盟会長に招待されたヴァルス首相は、ポワチエからベルリンまで政府専用機を使った。息子2人も同行していたため、野党は「公費の私的流用だ」と批判し、謝罪と費用の返還を求めた。11日訪問先のレユニオン島で、「Si c... 発言から知るフランス 0
投獄されるのも運動の一部 ジョゼ・ボヴェさん。 2015-07-08 légalité (レガリテ)とlégitimité (レジティミテ)という言葉がある。前者は「合法であること」、後者は、社会運動の中では「(たとえ法律に反していても)倫理や正義に照らし合わせて正当であること」を意味する。法律に疑問を抱いて、あえて法律に背く行動... 抵抗する人 0
女たちの才気の街角 ダンフェール界隈 2015-07-07 女優の故・森光子さんは、芸術座の舞台『放浪記』で見せる、でんぐり返りがトレードマークだった。原作にはない演技だそうだが、作者の林芙美子(1903~51年)の生涯を巧みに表現している。山口県の貧しい家庭に生まれ、いくつもの転機を経て、ペン一本で時代の寵児となった芙美子にとって1931年末から半年ちかくを過ごしたパリもま... ディアスポラ 0