アート

サリー・マン写真展〈千とひとつの通り道〉

自分とは何か、を突き詰めようとすると、生まれ育った土地の特性や自分が生まれる前の歴史を知ることが必要になる。人と風土は切り離せないからだ。アメリカの写真家サリー・マン(1951-)が追及したのはまさにそれだった。 ヴァージニア州レキシントンで生まれ、今もこの地 で家族と暮らしている。ヴァージニア州は、南北戦争(1861-1865)のときに奴隷制維持を主張する南軍側で、奴隷制廃止後も人種差別が色濃く残った。黒人が公民権を得ていなかった1950年代から60年代初め、働く母に代わってマンの世話をしたのは黒人の乳母だった。人種差別が残る社会で、中流の白人が黒人の乳母を母親がわりにしたという矛盾。そのただ中にいたことを自覚したマンは、乳母や、黒人青年の姿、逃亡奴隷たちが隠れた川のほとりの風景を自分と故郷の歴史として撮っていった。...

具体派・松谷武判さん 、ポンピドゥ・センターで個展

Takesada Matsutani Stream-87-P 1987Photo: Patrick Rimond 松谷武判さん(1937-) は1966年に渡仏、その後パリで制作を続ける造形作家だ。50年代から現在までの作品を集めた回顧展がフランスで、しかも国立美術館で開催されるのは今回が初めて。渡仏前、戦後の...

Gutai, l’espace et le temps
ロデスで「具体」展  

パリ在住のアーティスト松谷武判さん、「具体」を語る。 制作中の松谷武判さん。©Michel Lunardelli ※2018年8月に掲載された記事です。松谷武判さんのポンピドゥ・センターでの個展を機に、再掲載しています。 南仏アヴェロン県の県庁所在地ロデスで、1950年代に関西で生まれた前衛芸術「具...

半世紀経って再現されたジャコメッティのアトリエ。

20世紀近代芸術を代表する彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(1901〜66)が住んでいた家が、14区のイッポリット・マンドロン通りに遺されています。イタリア国境に近いスイスで生まれ、1922年にパリに来たジャコメッティは、26年から死ぬまでの40年間をこの家で過ごした。30年からは、造形作家の弟ディエゴが同居、...

ダリの作品オークションに。

6月4日(火)  Les Métamorphoses de Dalí Salvador DALÍ 1904-1989 Corazon - 1968 サルヴァドール・ダリが1959-76年に描いたグアッシュ15点が競売に。スペインの製薬会社からの注文で、同社のグリーティングカードとして使われた作品。想定落札...

Mexican Contemporary Textile Art メキシコ現代テキスタイルアート

© Daniela Edburg, Grassland Tornado, 2017  リール郊外のルーベ市で、珍しいメキシコ現代テキスタイルアート展を開催中だ。場所は紡績工場の建物を美術館にした「マニュファクチュール」。12月1日まで続くリールのメキシコ関連イベントの一環だ。写真家アドリアナ・エドブルグは、自作の編...

Tissage Tressage…quand la sculpture défile à Paris !

マリネット・クエコの作品。©Espace Monte-Cristo 2019 織りと編み…彫刻がパリに次々と現れる時!  ふたりのコレクターが南仏に創設した現代彫刻専門のヴィラ・ダトリス財団。南仏とパリのスペースで定期的に展覧会を催している。現在パリでは、織りと編みを主体にしたテキスタイルアート展を開催中。  今回...
 

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