芸術

話題の作品や、開催中の展覧会情報を交えて解説。

Après Fukushima「脱原発」日本人アーティスト、パリ初の合同展。

桐村茜「Appearane F-19-I」。版画家の桐村さんの、ガイガーカウンターを絵の中に入れ高い数値が出ている作品。 脱原発をテーマに、12人の日本人アーティストが新作を発表した。このテーマでの合同展は、パリでは初めて。「アーティストにはアーティストなりに脱原発への意志を表現することが大事だ」と、この展覧会...

CD : Riccardo Chailly “The Fellini Album”

Decca/16€前後。 ニーノ・ロータがフェリーニのために作曲した音楽は、わき立つような喜びから夢と郷愁が浮かび上がる傑作!スカラ座音楽監督になったリッカルド・シャイーがスカラ座フィルを率いて、水を得た魚のように生き生きとした演奏を収めたのがこのCD。『甘い生活』、『8 ½』、『アマルコルド』などの音楽には、...

よむたび。〈22〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『 グレイス、勇敢な人(仮題) 』 Grace l'intrépide サカリーヌ・ミエルモン著 Gallimard刊 パリの売春婦。 いつでも身近にいるのに、その生活の実態はあまり知られていない、都市の影のような存在。パリの街を歩けば誰しも一度はすれ違う売春婦たちとは、そういう人々なのかもしれ...

あの指揮者大国から、スザンナ・マルッキ。

Susanna Mälkki 9月25日、26日 20h30- なぞなぞ。次から次へと一流の指揮者を輩出している国は?答えはフィンランド。いずれもヘルシンキのシベリウス音楽院の卒業生だ。現在最高といわれるエサ=ペッカ・サロネン、シベリウスだけでなくベートーヴェンの全曲盤で高く評価されたオスモ・ヴァンスカ、続...

サリー・マン写真展〈千とひとつの通り道〉

自分とは何か、を突き詰めようとすると、生まれ育った土地の特性や自分が生まれる前の歴史を知ることが必要になる。人と風土は切り離せないからだ。アメリカの写真家サリー・マン(1951-)が追及したのはまさにそれだった。 ヴァージニア州レキシントンで生まれ、今もこの地 で家族と暮らしている。ヴァージニア州は、南北戦争(1861-1865)のときに奴隷制維持を主張する南軍側で、奴隷制廃止後も人種差別が色濃く残った。黒人が公民権を得ていなかった1950年代から60年代初め、働く母に代わってマンの世話をしたのは黒人の乳母だった。人種差別が残る社会で、中流の白人が黒人の乳母を母親がわりにしたという矛盾。そのただ中にいたことを自覚したマンは、乳母や、黒人青年の姿、逃亡奴隷たちが隠れた川のほとりの風景を自分と故郷の歴史として撮っていった。...

佐藤真著 『パリっ子の食卓』

オヴニーに連載の、誰でも作ることができるフランス家庭料理のレシピをベースにした 『パリっ子の食卓』。初版は1995年、そして2013年に復刊され、今度は文庫入りです。その間にパリもずいぶん変わったけれど、朝市はますますにぎわいをみせている。パリっ子の料理への情熱も相変わらずだ。 ぼく自身、今晩なにを作ろうかな...

よむたび。〈21〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海

『 マジック・バブ・エル=ウェド(仮題) 』 Magic Bab el-Oued サブリナ・カッサ著 Editions Emmanuelle Collas刊   家族の秘密。 ヒロインのアニッサはアルジェリアから移住してきた両親のもとにパリで育った大学院生。指導教授の勧めでシバニ(戦後...

『巨人』の誕生!ロットのマーラー『巨人』。

CD : François-Xavier Roth : Gustav Mahler “Titan” マーラーの交響曲第1番『巨人』は多くの名盤がある。このアルバムの指揮者フランソワ=グザヴィエ・ロットは48歳。フランスでも一番脚光を浴びている指揮者で、2003年に創立したオーケストラ、レ・シエークルは、各...

Gutai, l’espace et le temps
ロデスで「具体」展  

パリ在住のアーティスト松谷武判さん、「具体」を語る。 制作中の松谷武判さん。©Michel Lunardelli ※2018年8月に掲載された記事です。松谷武判さんのポンピドゥ・センターでの個展を機に、再掲載しています。 南仏アヴェロン県の県庁所在地ロデスで、1950年代に関西で生まれた前衛芸術「具...
 

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