ハンガリーでの思い出は、パプリカの香り、グーラッシュ。 2024-09-29 肉料理 0 Goulash de porc hongroise もう10年以上前になるが、ハンガリーで夏のバカンスをすごした。そのとき気づいたのは、この国の料理にはピーマン(ハンガリー語でpaprika)が欠かせないということだ。たとえばブダペストの朝市に出かけてみると、色さまざま、辛ささ [...]
〈連載:ふつわ〉メルランのさつま揚げ 2024-09-15 魚料理 0 フランスのどこの魚屋にも置いてあるメルランmerlinはタラ科の魚。その白身は繊細な味わいだが、火をとおすとこわれやすいのが欠点だ。そこで衣をつけて揚げたり、ホイル焼きにする。今回はさつま揚げです。 おろし身を500g買ってくる。残っている小骨を丁寧にとりのぞき、小さく切り分 [...]
はじめてみよう、フランス料理!㉖ 季節を味わうには野菜料理 – 秋・冬 2024-09-11 野菜料理特選レシピ集フランスで暮らす 0はじめてみよう!フランス料理 秋といえばキノコ。オレンジ色がかった小さなジロール茸は、9月に入ると、そのオレンジ色もあざやかになり、うまさが増す。料理にかかる前に、石づきをとり、刷毛を水をちょっとつけながら、キノコの表面についている枯れ葉などをサッサッと掃除する。その繊細な香りを生かすには、火のとおしす [...]
【レシピ】太陽をあびて育った野菜でラタトゥイユ! 2024-08-31 野菜料理 0 Ratatouille (ラタトゥイユ) 8月から9月にかけてパリの朝市でも、トマト、赤ピーマン、クルジェット、ナスといった野菜が安くなっているので、ラタトゥイユが作りたくなる。もともとは南仏料理だったのだが、フランス全国に広まったのもナットクの、どこかなつかしいおふくろの味だ [...]
〈連載:ふつわ〉イワシのヴィネガー煮 2024-08-11 魚料理 0 魚屋に、ブルターニュ産と地中海産のイワシ。目が澄んでいて、胴体がきらきら輝いている。そうそう、今ごろのイワシは脂がのっていて食べごろなのだ。栄養価も高いし、キロ7ユーロ前後という値段も庶民の味方だ。 大きめのブルターニュ産を買ってきた。この欄で、南蛮漬け、つみれ、檀一雄流に梅干 [...]
旬のメロンをつかった料理は大好評。 2024-08-03 魚料理特選レシピ集フランスで暮らす 0 Plats avec du melon 夏の野菜料理 ラタトゥイユを書く予定だったけれど、今が旬のメロン、安くなっただけでなく、気候のせいか甘みが倍増したようなおいしさ!メロンをつかったレシピを三つ紹介してみよう。 まずは定番の生ハム添えだ。生ハムは、熟成がすすんでいて塩味が [...]
〈連載:ふつわ〉七面鳥の胸肉でつくね 2024-07-13 肉料理 0 スーパーで手に入るescalope de dinde (七面鳥胸肉)で、つくねをつくってみた。 胸肉300gを切り分け、ブレンダーできめ細かなミンチにしてボウルにとる。みじんに切った長ネギ大さじ1杯、おろしショウガ少々、卵1個、片栗粉小さじ2杯、ゴマ油大さじ1杯、コショウ少々 [...]
Navarin d’agneau : 子羊の首肉は、たっぷりの野菜と煮込むと真価を発揮する。 2024-07-05 特選レシピ集肉料理フランスで暮らす 0 Navarin d’agneau(子羊のナヴァラン) 子羊肉は、春から夏にかけてマイルドな風味を持っているから、やはり季節の野菜といっしょに煮込むナヴァランをつくってみよう。ビストロでも人気の一品です。 今回は、どこまでも柔らかく煮上がる首肉 collierをつかっ [...]
〈連載:ふつわ〉鴨砂ぎもの脂漬けで二品 2024-06-23 肉料理 0 砂ぎもの脂漬けgésiers confitsは、温め直すだけでいいし、レバーのような臓物特有のにおいもないので、常備しておくといろいろと重宝する。 まずはブロッコリーとのいため合わせ。砂ぎも300gを脂ごと鍋にとり、弱火にかける。5分ほど火を通したら、砂ぎもをとり出し、大きい [...]
はじめてみよう、フランス料理!㉕ 季節を味わうには野菜料理 – 春・夏 2024-06-15 野菜料理特選レシピ集フランスで暮らす 0はじめてみよう!フランス料理 フランスでも野菜の温室栽培が増えてきていて冬でもトマトやクルジェットが八百屋の店頭に出るけれど、どんなに逆立ちしても旬の野菜にはかなわない。フランスの人々はそんな旬の野菜を上手に料理することを知っている。 たとえば春。三月末に八百屋にも出まわるタンポポの葉が春をつげる。それ [...]