おキミのフランス語表現

〈Politiquement correct》(差別用語を他の言葉に変える婉曲的な言葉)

婉曲法とは、否定的な意味を持つ差別用語を用いず、他の語句で置き換える語法。英語圏で1990年代から使われだした〈Politically correct〉に当たるのが〈Politiquement correct〉。日本語でも「視覚、四肢障害者」のことを「目、手足の自由な人」と言うように。フランス語でも〈Aveugle〉 ...

〈Donner de la confiture à un cochon〉(ブタに真珠)133

〈Ne jetez pas vos perles aux porcs….〉(ブタには真珠を投げ与えてはならない…)とは、新約聖書のマタイ伝にあるキリストの言葉。後世紀になって「真珠」が 「ジャム」に変えられた。同じ意味の日本語の表現には「豚に真珠」の変形として、「豚に小判」「犬に念仏」「猫に経」「犬に論語」「兎に祭文」...

〈Elle porte la culotte 〉(彼女は亭主を尻の下に敷いている)132

〈Porter la culotte〉は、18世紀末に生まれた表現。当時貴族階級の男性は〈 Culotte半ズボン〉をはき、家庭・社会で支配権を握っていた。スカート、ドレス姿の女性は男性に従う関係にあったので、キュロットは権威を象徴するようになった。〈Perdre sa culotte〉(全てを失う)、〈Jouer s...

〈Auberge espagnole 〉(スペインの木賃宿)131

18世紀に生まれた表現で、サンジャック・ド・コンポステル巡礼街道にある日本語でいう木賃宿で、旅人は自分が食べる物も持ち込まねばならない(旅籠屋は食事が付くが)。元囚人も含め、ありとあらゆる種類の旅人が逗留する「木賃宿」 。クラピッシュ監督 作品『スパニッシュアパートメント』もそこから来ている。〈Auberge de l...

Tête de turc(トルコ人の頭)128

 十字軍時代にまで遡らなくても、17-18世紀ムーア人(古代ローマ人が北西アフリカ人に与えた呼称)やトルコ人は残虐非道の野蛮人と見られていた。 17世紀には〈Fort comme un Turc〉(トルコ人のように強い)という表現が出始め、19世紀の大道芸人の中に腕力測定器を使かったアトラクションが現れた。トルコ人を表...

〈Il fait un froid de canard〉(ひどい寒さ)126

〈canard〉(アヒル)はあまり恰好良くないので、とかく卑下されがち。〈canard〉は18〜19世紀の三流新聞を指していた。今日、1916年創刊のCanard enchainé 紙は、政財界スキャンダル暴露紙として知られる。〈canard boiteux びっこのアヒル)は「落伍者、重荷になる人」、〈Marcher...