モンテーニュと食の喜び

第4回 子供には、甘くやさしく?

 モンテーニュの父親は、時の王フランソワ一世が文芸に寄せる愛着に大いに影響されていた。自らに高い学識はないものの、いや、むしろないからというべきか、知識人に強い憧れを抱いていたこの好人物は、愛する息子にはぜひ立派な教養をつけてやろうと考えた。そこで、当時の知識人が共通言語として使 [...]

第3回 自分と人にやさしい食

「私は普通の精神しかもっていないから、肉体的な幸福によって自分を支えなければならない」(原二郎訳)とその著書の中で明言しているモンテーニュ。「われわれは年齢が、われわれの手から次々と奪い去る生活の楽しみを、歯と爪でもって食いとめなければならない」と、快楽に執着する自分の姿をさらけ [...]

第2回 じらして得る快楽

 16世紀フランスの思想家モンテーニュは、快楽を求めるルネサンス人だった。定期的に行う断食にしても、特に老人になってからは、食欲を刺激して食べることを楽しむためだとしている。「私は、ゆっくりと少なく食べ、そして何べんにも食べるほうが健康によいと思う。けれども、食欲と空腹にもその真 [...]

連載第1回 ルネサンスの偉人

 ミシェル・エイケム・ド・モンテーニュ(1533-92)。この、ちょっと仰々しい名前の思想家は、ボルドーに近い貴族の家に生まれ育った。ルネサンス文化が花開いた16世紀フランスが誇るこの人物は、はやくも30代後半に法曹界をリタイヤし、念願の隠遁生活をスタート。途中、政治的な理由でボ [...]
 

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