おいしさで、エールを送る。シェフたちの病院応援。 2020-04-15 日本人シェフフランスの出来事 0特集記事covid-19 世の中が大変なときこそ、食の力が必要だ。新型コロナウイルス感染症による被害が拡大する中、料理人、菓子職人たちが立ち上がり、現場で戦う医療関係者へ食の支援を始めた。 エリゼ宮(大統領府)の料理長、ギヨーム・ゴメスは、「医療従事者とともにあるシェフたち」という組織を作り、全国の料理 [...]
Ferney-Voltaire ヴォルテールの城館へ(家のなかで旅。) 2020-04-01 パリから行ける街 0特集記事 ジュネーヴに行く機会があれば、少なくとも1日は余裕を作って訪れたいのがフェルネ・ヴォルテール。フランスとスイスの国境近くで、フランスのアン県に位置する町だ。 ここにはヴォルテールが晩年20年を過ごした城館がある。長い修復工事が終わり2018年6月1日から一般公開されている。彼が [...]
アール・ヌーヴォーの町、ナンシーを歩く。 2020-03-02 パリから行ける街 0特集記事 フランス北東部の町ナンシーにあるアール・ヌーヴォー建築の傑作「マジョレル邸」が修復され、一般公開になった。「ナンシー派」といわれる、この町に生まれたアール・ヌーヴォーの家具や金属工芸家ルイ・マジョレルの邸宅だ。 1871年、フランスは普仏戦争で敗戦し、アルザス地方とロレーヌ地方モ [...]
私のパンテオン:フランスの街で聞いた、「私の偉人」。 2020-01-31 フランスの出来事 0特集記事インタビュー パリのパンテオンといえば、聖ジュヌヴィエーヴの丘の上にある壮大な建造物。建物の正面に、”祖国より偉人に感謝を捧ぐAux grands hommes la patrie reconnaissante ” と書かれてあるとおり、文豪ヴィクトル・ユゴー、アレクサ [...]
生誕150周年、マティスの故郷へ。 2019-12-10 パリから行ける街 0特集記事読者プレゼント南仏 *マティスの名言エコバッグプレゼント* 大きく開かれた窓から見えるニースの海、草木あふれる室内の情景…。晩年の有名な作品のイメージとは裏腹に、フランスを代表する画家アンリ・マティスはベルギー国境まで20kmもない北の町、ル・カトー・カンブレジに生まれた。今から150 [...]
北ヴォージュ、クリスタルの郷へ。 2019-11-09 パリから行ける街 0特集記事読者プレゼント *『マイゼンタール・吹きガラス工房のクリスマス飾りプレゼント』* アルザスとロレーヌ地方にまたがる北ヴォージュの森では、15世紀末から今日までガラスづくりの技術が綿々と受け継がれてきた。ガラスの原料となる砂岩、燃料の木、砂の融点を下げるカリウムを含むシダ類などが豊富 [...]
レズビアンのパリ。 2019-10-01 フランスの出来事 0特集記事 ポンピドーセンター広場の前を、南北にのびるサン・マルタン通り。軒を連ねるレストランやバーは、どこも人でいっぱいだ。でも、ひときわ賑わっている場所がある。レズビアンバーが2軒並ぶあたりは、タバコを吸う人、バーのなかでひとしきり踊って涼む人、恋人を撫でたりキスしたり、おしゃべりする若 [...]
城を築く。〜ゲドロン城、21世紀の「中世の城」〜 2019-09-02 パリから行ける街 0特集記事 ブルゴーニュ地方の森のなか、中世の城を建てている人たちがいる。修復でも、どこかの城の復元でもない。13世紀、この森の一角に城を構えたであろう人物像を想定し、その領主にふさわしい設計をし、30年間かけて城を築くという一大建築プロジェクトだ。 当時の建築方法を伝える文献がないため、途 [...]
北フランスの愛鳩文化。 2019-07-31 フランスの文化 0特集記事 人間は大昔から鳩の帰巣本能をさまざまな形で利用してきたが、ベルギーでは1810年頃、「鳩レース」が生まれた。鳩舎から離れたところで鳩を放ち、帰舎の速さを競うものだ。国境を接するフランス側にも鳩レースは伝わった。特に、鳩を携えてフランスに働きに来た炭鉱夫たちにより、愛鳩文化は北フラ [...]
ブローニュ・ビヤンクール、 30年代の街。 2019-07-01 パリから行ける街 0特集記事 第一次世界大戦が終り、第二次大戦が始まるまでのつかの間の平和な時代、1925年、パリで開催された 「装飾芸術と産業の国際博覧会(アール・デコ万博)」では、ル・コルビュジエのエスプリ・ヌーヴォー館などの機能的でシンプルな近代建築と、幾何学的だけれどシックなアール・デコの装飾や建築が [...]