〈自転車特集・2〉レトロ自転車通 おすすめミュージアム

キリンの頭をあしらった自転車の祖先「ドライジーネ」。フランス国王シャルル10世(1757 – 1836)の治世下で作られたため「シャルル10世」とも呼ばれる。当時、エジプトの国王がフランスにキリンを贈り、キリンブームが起こった。(Musée du Vélo – Château de Bosc蔵)

Musée du Vélo – Château de Bosc

 ミュージアムの館長クロード・レノー氏は城主でワイナリー経営者、そして屈指の自転車コレクター、歴史研究家。彼が20年をかけて執筆した自転車史百科事典は100部印刷のレア本だが自転車文化のために城の公式サイトで無料公開。コレクションには2輪で唯一重要文化財に指定されたドライジーネがある(写真)。職人ユルバン・アレクサンドルが作り、自分で使っていたものだ。俳優イヴ・モンタンが所有していた優雅な装飾が施された自転車や、キリンの頭のドライジーネ(冒頭写真)など、自転車が芸術品であると認識させられる。

馬の頭をあしらったドライジーネ。職人ユルバン・アレクサンドルが1820年頃に作ったもの。二輪車で唯一、重要文化財に指定されている。

651 chemin du Bosc – RN100 30390 Domazan
Tél. 04.6657.6511 www.chateau-de-bosc.com
9月は毎日10h-19h。12月、1月休館。開館時間はネットで確認を。


Musée d’Art et d’Industrie de Saint-Etienne

サンテティエンヌで作られたブランド「Hirondelle」の広告。「イロンデル自転車が耐えられること」。

 サンテティエンヌには鉱物と石炭が豊富だったため古くから産業が興り、特に武器製造が盛んだった。この町の産業遺産を展示するミュージアムには、代表的な武器、自転車、リボンのコレクションがある。自転車コレクションはピエール・ブラションとエチエンヌ・ミマールらが1885年に設立した「Manufrance」のものがある。同社は「Hirondelle」ブランドを1892年に立ち上げ、自転車を大量生産するようになった。フランスで初めて通信販売を始めた会社でもあった。

2 place Louis Comte 42026 Saint Etienne
Tél. 04.7749.7300
月休 10h-12h30 /13h30-18h
www.musee-art-industrie.saint-etienne.fr/



Musée du Vélo – Michel Grézaud

 自転車に特化したミュージアムでは国内最大規模。この村のお肉屋さんだったグレゾ氏が50年代からコツコツと集めた200台以上の、自転車初期から超最先端の自転車を所有する。グレゾ氏は13年前に資金不足で自転車博物館を閉鎖したが、その後、地元の援助を得て悲願の再オープンが可能になったのだが、開館前に故人となった。

Avenue du Maréchal de Lattre de Tassigny – D906
Le Pas-Fleury – 71700 TOURNUS Tél. 03.8520.0128 / 07.8156.1394 月休 14h-18h30 10月は土日のみ 14h-18h
www.enviesdevelo.com



Château de Compiègne – Musée de la Voiture

Place du Général de Gaulle 60200 Compiègne
Tél. 03.4438.4700
城は火休。1/1、5/1、12/25など祭日によって休館。自転車が見られる自動車博物館は水木土日、14h-18hのみ開館。Compiègne駅から徒歩10分。
https://chateaudecompiegne.fr/decouvrir/le-musee-national-de-la-voiture

★オヴニー自転車特集、以下の記事も合わせてお読みください。
〈自転車特集1〉 自転車(ヴェロシペード)に魅せられて。


 

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