レズビアンのパリ。


ポンピドーセンター広場の前を、南北にのびるサン・マルタン通り。軒を連ねるレストランやバーは、どこも人でいっぱいだ。でも、ひときわ賑わっている場所がある。レズビアンバーが2軒並ぶあたりは、タバコを吸う人、バーのなかでひとしきり踊って涼む人、恋人を撫でたりキスしたり、おしゃべりする若い女性たちでいっぱいだ。自由に感情表現ができるこの場所で、今宵を、心おきなく楽しんでいるように見える。 国会では9月下旬、女性カップルと独身女性にも生殖補助医療(PMA)の権利を広げる法律の審議が始められた。子どもを欲する人たちは今までも、ベルギー、スペイン、デンマークなどに赴いて生殖補助医療を受け出産してきたが、合法化は社会的な認知であり、医療費が社会保障でカバーされるなら、所得に関係なく、多くの人の出産が可能になる。

今月6日は、すべての女性にPMAの権利を拡大することに反対する人たちのデモが予定されている。PACS(連帯市民協約)や、同性婚合法化の前もそうだった。そういう人たちは何度でも反対を唱えればいい。ただ、長いあいだ合法的に結ばれることを求めてきた人たちに対して卑劣な言葉を浴びせるのはやめてほしい。

すべての女性が、PMAの権利を得られますように。それがかなった日には、サン・マルタン通りのバーに行って、レズビアンたちと祝杯をあげるのだ。(集)

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