
5月20日、パリ市の公立幼稚園における性的暴行疑惑で18~68歳の16人が一斉に逮捕された。
1月末の国営TVの調査報道番組「 Cash Investigation」でパリ7区サン・ドミニク幼稚園の学童保育における身体的・性的暴力が暴露されたことをきっかけに捜査が本格化。今回の16人検挙で一つの山を越えた形だ。未成年への強姦、性暴行、暴行などの容疑で逮捕されたのは、幼稚園担当職員3人、市の学童保育責任者3人と学童保育の契約指導員10人。
学童保育は近隣の複数の幼稚園や小学校と共同で行われたり、指導員が移動することもよくあるため被害が広がった。検察によると被害は幼稚園84校、小学校20校に及ぶ。この問題が拡大するなか、3月就任したグレゴワール新市長は5月11日に異例の謝罪発言。パリ市は1月以降これまでに78人のスタッフを停職処分にしている。一部ではすでに裁判も始まっているが、全貌解明には時間がかかりそうだ。
