Ovni --| Numéro 779

ユゴ―の食風景 -7-

  『レ・ミゼラブル』(1862年)に最も頻繁に登場する食べ物は何をおいてもパンだけれど、それにセットのように添えられているのがチーズ。刑務所を出てお腹をすかせたジャン・ヴァルジャンが宿屋で注文するのも、心無い夫婦から小間使いのように扱われるあわれな少女コゼットが垣根の陰で食べるのも、ジャンとコゼットの隠れ家...
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パリのカーニバル/女のカーニバル

 パリのカーニバルは11〜15世紀、ノートルダム周辺でくり広げられていた。今年のテーマは〈騎士・ドラゴン・城主〉で、2月15日14h〜。ガンベッタ広場→メニルモンタン→ベルヴィル→Rue du Fg du Temple→レピュブリック広場。フェットは18h-20h。 女のカーニバル(以前は洗濯女のカーニバル)は3月15...

故郷アルジェリアにちょっと似ている。

サラさん。 Commerce駅界隈(15区)  1980年代初頭に来仏し、人気のクスクス屋を営むアルジェリア人のサラさん。店があるのは、住宅地が広がるコメルス駅界隈。パリ15区はパリで最も人口が多く、日本人の住民も多い。彼がパリジャンになってから、これまで6、9、10、17区のレストランで働いたことがある...

Les Routiers|トラック野郎たちの姿はないが、店名に恥じないすごい量だ。

「Les Routiers」という店名は、ふつう国道や県道沿いにあって、トラック野郎たちが通う食堂に付くもので、値段も手頃で、おなかいっぱい食べられるレストランのはずだ。ところが ここはパリ18区の街の中にあって、決して安いというわけではない。でもこの界隈に住んでいそうな老若男女であふれている。あとでわかったのだが...

矛盾を抱えた人や土地を優しさで描く

映画『Les Merveilles』アリーチェ・ロルヴァケル監督会見 緑豊かなイタリア中部ウンブリア州。頑固な父親のもと養蜂業を営む一家。隔絶された田舎町にもテレビ番組の撮影隊が来たりと、外部からの風が吹き込んでくる。イタリア映画『Les Merveilles』は、伝統と進化、幻想と幻滅の狭間で揺れる家族の物語。カンヌ...

現実に踏みとどまる詩的なムードの切り取り方

●Things People Do 誠実さゆえ職を失う家族思いの男が、ささいなボタンの掛け違いで犯罪の道へ。プール付き一軒家の住人にありがちな «見せかけ中流階級 »の脆さまで透けて見えてくる。 『あの頃ペニー・レインと』『シン・レッド・ライン』の映像編集者としてオスカーにノミネートさ...

ジャン・プルヴェの椅子に座わりたい。

 映像音響ディレクター、DJとして、活躍していたアルノー・エルバーズ。10年前から、「デザインの世界」に目覚める。ユニフォーム化された建築、家具にうんざりしたアルノーのヴィンテージ探求が始まる。アルノーのバイブルとなったのは、美術・建築・デザインなどが中心のドイツの出版社、Taschenから発行された、装飾芸術に関する...

牛肉の赤ワイン煮からセープ茸の香りが。

Bœuf bourguignon aux cèpes    冷凍食品のチェーン店〈ピカール〉で、小さめのセープ茸の傘のところだけをパックしたものを見つけた(300グラムで6ユーロ)。試しに、ブッフ・ブルギニョンに入れてみたら...?   牛肉は、前々号でも使ったほお肉にした。安いし、脂が適度...
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睡眠薬や精神安定剤の売り上げ

18.2% イスラーム過激派によるテロで、1月7日から9日にかけて、パリ11区の週刊風刺誌シャルリー・エブド事務所や12区のユダヤ食品店で、17人が殺害されてから5日間の間で、フィガロ紙の調査によると、睡眠薬や精神安定剤の売り上げが18.2%増えた。 ...
 

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