ローヌ重罪院は11月23日、ナタリー・トージアなど仏テニス界の有力選手を育てた元コーチ、レジ・ドキャマレ被告(70)に強姦罪で8年の禁固刑を言い渡した。被告は1980?90年代に南仏サントロペの有名テニスクラブのコーチを務めていたが、強化訓練の寄宿生ら10代の少女に性的暴行を働いていた。ほとんどは時効となっているものの、現在36歳の2人が提訴した。26人の証言者のうち、元フランスナンバー1のトージアさんだけは被告の無実を訴える証言をした。トージアさんは被告が株主であるテニスクラブを運営しており、判決後、仏テニス連盟は連盟理事職からの辞職をトージアさんに求めた。被告は容疑を否認。