アイルランド産ビールと親しくなろう。
聖パトリックは、5世紀初めにアイルランド人の間にキリスト教を広めた人として知られ、今でもアイルランドの守護神としてあがめられている。毎年3月17日は聖パトリック祭で、アイルランドだけでなく、アイルランドからの移民が多かったニューヨークでも盛大に祝われる。パリでは、アイリッシュパブが大にぎわいになる日だ。店の外まで、緑色の山高帽をかぶった若者たちがあふれ出る。パリのアイリッシュパブを3軒紹介してみよう。
Quigley’s Point
サンテュスタシュ教会と目と鼻の先、フォーラム・デアールもすぐそこという地の利もあって、いつ行っても混み合っている。スタッド・ド・フランスでアイルランドのラグビーチームの試合がある時などは、開店と同時に、アイルランドからやってきたファンが押しかけ合唱が始まったりする。店内はかなり広く、平日なら19時くらいまで、ゆっくりとアイルランド産のビールを楽しめる。暖かくなったらテラスで飲むのがおすすめだ。
5 rue du Jour 1er 01.4508.1704 M° Les Halles
15h-02h。無休。
The Green Linnet
市庁舎とシャトレ広場の中間にある店で、雰囲気ではここが一番アイルランドのパブらしい。ビートルズや1970年代のロックが流れ、カウンターでは英語が飛び交う。奥ではビリヤードやダーツを楽しむことができる。アイルランド産ビール、ギネスやキルケニーだけでなく、アイリッシュウイスキーも各種揃っているのがいい。火曜の夜にはビリヤード大会、水曜の夜にはクイズパーティがあるが、すごく混むので、ゆっくり飲みたい時には不向きだ。
8 av.Victoria 4e 01.4274.6285 M°Châtelet
16h-02h。無休。
The Cork and Caven
サンマルタン運河沿いにあるので、若者たちであふれ、午後8時過ぎは、座るのも大変だ。カウンターも小さいし、座ってもくっつき合いそうだが、出会いを求めている人には、逆にこれがいいのかもしれない。気候がよくなったら、運河沿いを散歩して乾いたのどを、ここでいやすことにしよう。
70 quai de Jemmapes 10e 01.4208.1115
M°République 15h-02h。無休。
*アイリッシュビールはどこでもパイントで6〜7€。
おつまみは、ビネガー風味のチップスで決まり。