フランスの文化

こだわりを持つフランス人たちから学べること。

第6回 王家と農家のはざまで

 王家とつながりの深い新興貴族の家に生まれ、ボルドーの市長を2期務めたモンテーニュ。一部の古代人の習慣を引き合いに出し、「あらゆる種類の豪遊、放蕩、快楽の工夫、遊惰、贅沢等においては、われわれもたしかに、彼らに匹敵するだけのことをしている。というのは、われわれの意志も、彼らと同じ [...]

連載Made in France – Babolat のテニスラケット

先日閉幕した全仏オープンではフランス人選手の活躍は今一つだったが、フランス人はテニス好きが多い。4大大会は熱心に観戦するし、プレーヤー数は世界でも最多レベル(仏テニス連盟加盟者は98万人)。 [...]

第5回 優しさのなかの厳しさ

 教育は「優しさの中に厳しさをこめて」と説いた思想家モンテーニュは、子供が幸せに生きていくためには、ときに過酷な経験をさせることも重要だとしている。「お子様を苛烈な訓練に馴らし、そうして脱臼や、疝痛(せんつう)や、焼灼(しょうしゃく)や、牢獄や、拷問などの艱難(かんなん)辛苦にも [...]

先生はフェミニスト。

絵本作家 デルフィーヌ・ボーヴォワさん  ごく幼い頃から性別による色眼鏡で見られてしまう子どもたちに向かって「お人形さんやらスーパーヒーローになる必要はない。君は君のままでいい」と説くのは、小学校教員で絵本作家のデルフィーヌ・ボーヴォワさん。小さな女の子に押しつけられるステレオタ [...]

第4回 子供には、甘くやさしく?

 モンテーニュの父親は、時の王フランソワ一世が文芸に寄せる愛着に大いに影響されていた。自らに高い学識はないものの、いや、むしろないからというべきか、知識人に強い憧れを抱いていたこの好人物は、愛する息子にはぜひ立派な教養をつけてやろうと考えた。そこで、当時の知識人が共通言語として使 [...]

第3回 自分と人にやさしい食

「私は普通の精神しかもっていないから、肉体的な幸福によって自分を支えなければならない」(原二郎訳)とその著書の中で明言しているモンテーニュ。「われわれは年齢が、われわれの手から次々と奪い去る生活の楽しみを、歯と爪でもって食いとめなければならない」と、快楽に執着する自分の姿をさらけ [...]

第2回 じらして得る快楽

 16世紀フランスの思想家モンテーニュは、快楽を求めるルネサンス人だった。定期的に行う断食にしても、特に老人になってからは、食欲を刺激して食べることを楽しむためだとしている。「私は、ゆっくりと少なく食べ、そして何べんにも食べるほうが健康によいと思う。けれども、食欲と空腹にもその真 [...]

連載第1回 ルネサンスの偉人

 ミシェル・エイケム・ド・モンテーニュ(1533-92)。この、ちょっと仰々しい名前の思想家は、ボルドーに近い貴族の家に生まれ育った。ルネサンス文化が花開いた16世紀フランスが誇るこの人物は、はやくも30代後半に法曹界をリタイヤし、念願の隠遁生活をスタート。途中、政治的な理由でボ [...]

ルソーの静かな食卓 〈15〉

 根っからの頑固さや被害妄想のせいで多くの友人たちと仲違いしたルソーが、亡くなる2年ほど前に書き始めたのが『孤独な散歩者の夢想』(1782年)。「こうしてわたしは地上でたったひとりになってしまった」(今野一雄訳)と書き出したルソーのかたわらには、しかし、妻のテレーズがいた。ある時 [...]

コロナ:パリ市長、5.11ロックダウン解除について。学校、交通、商店・飲食店支援、文化…。

 アンヌ・イダルゴ=パリ市長は、5月5日付のル・パリジャン紙に、5月11日以降のロックダウンの段階的緩和のビジョンを語った。 【学校】 1クラスは可能であれば10人以下の少人数に(政府方針では15人まで)。幼稚園は1クラスを10人以下にすることを区長らと検討。5月14日時点で、生 [...]
 

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