コロナ:パリ市長、5.11ロックダウン解除について。学校、交通、商店・飲食店支援、文化…。

ル・パリジャン紙の一面は「パリを車でするのは問題外」。マイカー追い出し政策をロックダウン後も徹底する姿勢のイダルゴ市長。

 アンヌ・イダルゴ=パリ市長は、5月5日付のル・パリジャン紙に、5月11日以降のロックダウンの段階的緩和のビジョンを語った。


【学校】
 1クラスは可能であれば10人以下の少人数に(政府方針では15人まで)。幼稚園は1クラスを10人以下にすることを区長らと検討。5月14日時点で、生徒全体の15%の通学を予想。希望する教員にはPCR感染テストを受けさせる。また、子どもにPCR検査を受けさせることを親に提案する。

・5月11日 ロックダウン中も通学していた「優先生徒」(医療関係者および人々の生活に必要な分野=役場、商店、葬儀他の就労者の子どもたち)を迎える。
・5月12日 市内200カ所の託児所をオープン。クラスは5人ずつ程度に。
・5月14日 「優先生徒」に加え、親がパリ市交通公団の職員の子ども、障害を持つ子ども、学校が休校になりドロップアウトしてした生徒たちを迎える。現在、学校側がどの生徒が要通学かを調査中。幼稚園のGrande section、小学1年生CP、小学5年生CM2も同様。


【交通機関】
・パリ周辺や入口のパーキングを2~3倍に増やし、市内に入る自動車数を減らす。同時に公共交通手段使用を促すためイル・ド・フランス地域圏(パリ首都圏)交通の定期を持っている人には、パーキング利用を無料にする。
・自転車レーンをさらに拡充。パリから10kmほど外にある高速86号と、市内の自転車レーンを繋げる。利用者の多い地下鉄、1号、4号、13号線沿いの道路には臨時で自転車レーンを設け、地下鉄の混雑を緩和する。リヴォリ通り、オルレアン門周辺、サン・ミシェル大通り、マイヨー門周辺など。
・鉄道の駅、学校周辺など30ほどの通りを車両禁止に。リヴォリ通りは11日からバスティーユ広場からパリ市庁舎までが車両通行禁止に。その後さらにコンコルド広場まで車両通行禁止に。


【商店支援】
 中小企業、商店、職人などへの支援は、ロックダウン前の3月12日から1億ユーロを充てているが、9月まで支援を延長することを5月18日の市議会で審議する。最も脆弱化している企業には商業施設の賃料を帳消しにする。13000台のタクシーの納付金なども控除に。

レストランやカフェなどは、家賃、路上でのテラス税などの控除。9月までは、客席間のソーシャル・ディスタンスを確保するため、公共スペース(通り)、パーキングで営業する特別措置。


【文化】
・5月11日から1500万ユーロを支援に充てる。
・舞台関係者は活動再開はすぐにはできないが、パリの私立、公立劇場などにレジデンスを見つける。
・ダンス、演劇、音楽のグループには、屋外での公演機会を設けることを検討。
・毎年恒例のイベント「Nuit blanche」や、「パリプラージュ」も衛生規準にかなった開催を検討。「音楽の日」は断念。


【マスクと消毒ジェル】
 5月11日から各区役所を通じて70歳以上に布製マスクを支給。そのほかの人々は、パリ市の公式サイトParis.frで引換券をプリントし、薬局でマスクをもらえるようにする。通常時のマスク着用は義務かはしないが、奨励する。消毒ジェルを市の施設、国鉄・メトロの駅、バス停、公営レンタル自転車など要所にも配置。


 

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