冬は風邪っぴきが多いから、街なかで人が鼻をかんでいる光景を目にすることが多い。フランス人は、人前でも堂々と大音響で鼻をかむので、この習慣を知らないと面食らうことになる。うら若き乙女でも、静かな場所で「ビ~ム!!(チーンと可愛らしい音でなく)」と激しい音をたてて鼻をかんだりするので驚きだ。
そこで、こうした習慣に順応しているか「人前で鼻をかむことに抵抗があるか」どうかの集計*をとってみた。
予想以上に抵抗があると答えた人が多く、ない人との割合はほぼ半々で、それぞれ48%と52%という結果に。抵抗があると答えた人のコメントとしては、「見た目にきれいでないのでしません」「人前ではかまない」「鼻水がたれてしようがない時はやむをえず。あくまでもひっそりと」
抵抗がないと答えた人は、「鼻をズルズルとすする方が気持ち悪い」との回答が複数。「鼻炎でよくかむので助かっている」「日本人の前では気をつける」「人前でかむけど音はたてられない」「鼻水は出るから仕方がない」「しっかりと汚いモノを出してしまう方が体にはいいのでは」とのご意見。
さらに「ハンカチで鼻をかめるか」とも聞くと、できないと答えた人が66%と過半数。主なコメントとしては、「さすがにハンカチでかむには抵抗が」という意見が大多数。「不衛生。どう洗うのか教えて欲しい」「うちのダンナはします。すごくイヤだけど慣れた。でもダンナのハンカチは別に洗う」「ここまで合わせる必要ないのでは」「人前でもハンカチをすかしてきれいなところをみつけ、そこで鼻をかむ姿には感心するけど」「1カ月以上も洗っていないような汚いハンカチを目の前で広げられると気絶しそうになる」という感じ。ハンカチでかめるという人でも「ぬぐう程度なら」「何回も使うのはいや」「最近ティッシュが手元になく、ついにハンカチで鼻をかみ、しまったと思った」という回答があった。(里)
*2008年4月 OVNI 編集部調べ