●ココット鍋 +オーブン
豚や子牛のすね肉や肩肉、あるいはトリやホロホロチョウなどを丸ごと焼く時も、ココット鍋とオーブンを使って左のレシピのように焼くことをおすすめしたい。しっとりと焼き上がるだけでなく、ソースも別に作る必要もないし、オーブンの掃除もいたって簡単だ。時によってココット鍋に白ワインなどを注いでおけば、ソースも豪華になる。ココット鍋を使った長時間の肉の煮込みで、ゼラチン質が溶けだしてとろりとなって焦げつきやすくなった時も、180度くらいに合わせて熱くしておいたオーブンに、ココット鍋ごと入れてしまえばいい。
●なぜホイルでくるむのか?
焼き上がった子羊のもも肉や、ローストビーフなどは、少なくとも10分から15分はアルミホイルにくるんで置いておくといい。こうすると、焼きたての肉の繊維がゆったりとして、肉汁をもう一度ふくんでくれるから、切ったときに赤い肉汁があまり流れ出さないし、当然味もよくなる。