2週間のニュース

「きょうは大入り満員だね。血の匂いに引かれるんだな。(…)幸いなことに、ギロチンが廃止されている。というのも、ここには私を処刑台に送りたくてうずうずしている人が何人かいる」
9月7日、2010年サッカーW杯の予選リーグで、フランスは弱小とみられていたオーストリアに1-3と完敗。9月9日の記者会見でドメネク監督の発言。

59%
2000年に社会党内閣が実現した週労35時間制は、柔軟でリベラルな労働市場が必要と考える現政権には目の上のたんこぶ。そこで超過勤務を優遇したりなど、同法を形骸化することを目指しているが、8月にCSAが行った世論調査によると、収入増のためにこれまで以上に働きたいと答えた人は、25%で、現在と同じ労働時間を維持したいと答えた人が59%に達した。労働時間を減らしたいと答えた人は13%。

北京五輪でフランスは金7、銀16、銅17と計40個のメダル。その中でも、男子100m自由形の決勝で、47秒21の世界新記録で金メダルを獲得したアラン・ベルナール選手が脚光を浴びた。

●ドラノエ・パリ市長、第一書記に立候補
 ドラノエ・パリ市長は、8月27日付ルモンド紙上で、社会党の次期第一書記に立候補することを明らかにした。ドラノエ氏は同日、訪問先のドルドーニュで「私は社会党を分裂に導く者ではない」と発言し、分裂した党の結束を呼びかけた。CSAの世論調査によると、同氏はロワイヤル氏を抜いて27%で、第一書記として最有力候補に立っている。第一書記は11月の党大会で選出される。
●RSAの財源をめぐって議論
 サルコジ大統領が8月28日に打ち出した、就労のための連帯手当RSAの財源(2009年度で15億ユーロ)をめぐって政府内の足並みが乱れている。投資・資産への1.1%の追加課税でまかなうという大統領の発言の後、ラガルド経済相は所得税などの直接税が収入の50%を超えないという〈課税上限〉原則がRSA課税にも適用されると発言し、RSA策定者であるイルシュ連帯高等弁務官と対立。課税上限が適用されれば、高所得者には課税されず、生命保険、積立預金に加入する中流家庭1250万世帯に課税することになる。RSAは、社会復帰のための最低収入手当RMIや単親手当API、再就職手当PRIを統合するもので、すでに34県でテスト導入されており、2009年7月から全国的に実施予定。
●アフガンでの仏兵死亡に作戦のミス?
 8月18日、アフガニスタンの北大西洋条約機構NATOの国際治安支援部隊に属する仏軍兵10人がタリバンとの戦闘で死亡した件で、9月3日付カナール・アンシェネ紙は、軍情報局がまとめた報告書の一部を掲載。それによると、十分な銃弾を用意せず、敵に包囲されていたことに気づかなかったなど作戦自体に無理があったとしている。この戦闘で10人が死亡、21人が負傷したことで、社会党などからはアフガニスタンへの派遣に疑問を呈する声が上がったが、サルコジ大統領は「フランスはテロ撲滅、自由と民主主義のために戦い続ける」と派兵継続の意思を明らかに。
●サルコジ大統領、ロシア軍撤退で合意
 サルコジ大統領は9月8日、欧州連合EU議長国首脳としてロシアを訪問し、メドベージェフ大統領とグルジア問題について会談。その結果、ロシア軍がアブハジア自治共和国以外のグルジア領から1カ月後に撤退し、当地に停戦監視員を派遣することで合意した。サルコジ大統領は同日、グルジアを訪問してサアカシュビリ大統領とも会談。紛争で破壊されたグルジアの再建・復興を支援するため、EUを中心とする国の首脳会談を10月に開くことで合意した。なお、ロシアはグルジアの南オセチア自治州とアブハジア自治共和国の独立を承認しているが、EUはこれを認めていない。
●ニセ美容整形医に禁固3年
 マルセイユ軽罪裁判所は9月8日、無免許で美容整形の施術を行ったミシェル・モール医師(59)に禁固4年(うち執行猶予1年)の実刑判決を下した。現在、同医師は公判の後にスペインに逃亡し、同地で逮捕されている。モール医師は2002~04年の間に無免許の上、劣悪な衛生状態で100人に美容整形を施し、「他人を危険に陥れた詐欺、虚偽広告」罪で起訴された。
●警察の情報ファイル〈Edvige〉に反対運動
 警察が作成する市民情報ファイル〈エドヴィージュEdvige〉に対する反対運動が拡大している。エドヴィージュは7月1日付条例によって新設された。政治や労働・社会・宗教運動などに関係したり、政治・労組・経済団体などに属し、政府が必要と認めたすべての13歳以上の個人・団体の個人情報をファイル化するもの。野党左派、労組、人権擁護団体などが強く反対しており、計画の撤回を求める署名運動が起きている。アリオ=マリー内相は9月9日、プライバシーの侵害になるような情報は削除することを明記した法案を作成する用意があると発言し、実施に向けて意欲を示した。10月16日に反対デモが予定されている。


■9月から小学校は週4日制に
今まで2週毎の土曜に朝2時間授業があったが、この新学期からは月火木金の週4日制になり週26時間が24時間に短縮。これで土曜は子供と朝寝坊か別荘に
行けると喜ぶ親や複合家庭には好都合。土曜も働く親には反対派が多い。休校日の水曜日に親が働いている児童は、従来通り市派遣の指導員が休校内で託児を引
き受ける。2時間短縮した代わりに補習が必要な生徒を対象に毎日30分の補習時間を設ける学校が一般的。余暇活動サイト
education.paris.fr。休校日に同年齢児を交替で預かれる家族を探したい親はwww.peuplade.frに登録すれば親同士アノンス
も交換できる。この種の日本語サイトが欲しいところ。