OVNI 504 : 2002/7/15

● フランソワ・ペリエさん亡くなる
 6月28日、80以上の戯曲、100本以上の映画に出演した俳優のフランソワ・ペリエさんが、82歳で亡くなった。1948年に『汚れた手』、その後も『悪魔と神』、『アルトナの幽閉者』などサルトルの戯曲を初演したことでも知られる。
● 1ユーロ=1ドル
 7月1日より、ユーロ圏ならどの国でも、
自動現金引き出し機から手数料なしでユーロ札を引き出せるようになった。また、この数カ月、ドルに対するユーロ高が続き、7月8日現在、1ユーロ=1ドル。輸出にはマイナス要因だが、バカンスで米国などに出かける人にはうれしい現象。
●「マグレブ系」、「同性愛者」
 サヴォワ県のアルベールヴィル市で、昨年春より、市警察が不審と思われる車を止めた際にその所有者のリストを作り、その一項目に、「マグレブ系*」、「同性愛者」と明記していたことが、最近になって、内部からの通報でわかった。ジベロ市長は、このリストの存在を知った時点で、無効にするように命じたと発言。

*北アフリカ三国(チュニジア、アルジェリア、モロッコ)出身の人
●「誇り高き行進」に50万人
 6月29日、モンパルナスからバスチーユにかけて、「レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスセクシャルの誇り高き行進」が繰り広げられ、50万人以上が参加した。ホモセクシュアルの法的立場改善が目的の一つだったPACS(連帯市民協約)に強く反対した右派が政権についた直後でもあり、「同性愛者拒否のない社会」を訴える声にも力がこもった。
● W杯その後
 日本と韓国で開催されていたサッカーW杯は、6月30日、ブラジルがドイツを2-0で下して優勝。決勝戦はフランスでもTF1で実況中継されたが、視聴者数は1230万人にとどまり、フランスチームが優勝した4年前の決勝戦の視聴者数2360万人に比べると約50%減。今回はフランスが一次リーグで敗退したため、その後、TF1は広告収入がガタ落ち、1000万から3000万ユーロの収入減とみられている。
7月5日、FFF(フランスサッカー連盟)は、フランスチームのロジェ・ルメール監督を、敗退の責任はないとしながらも解任。次期監督には、フィリップ・トルシエ前日本チーム監督が有望視されている。
● 汚染血液裁判続く

 1984年から85年にかけて、エイズ・ウイルスに汚染された非加熱血液製剤の輸血を受けた血友病患者のうち、298人が感染し死亡。非加熱血液製剤の撤去を意図的に遅らせたり、米国で開発されていたエイズ感染早期発見法の輸入を阻んだ責任を問われて、すでに輸血センターのガレッタ元所長やエルヴェ元厚生担当政務次官が有罪の判決を受けている。さらに、パリ控訴院の予審判事によって、当時の輸血センター責任者、厚生担当省顧問、医師など30人の取り調べが進められていたが、同控訴院は、7月4日、全員を免訴にする決定を下した。この決定に対し、被害者の家族らは連日抗議デモ。ペルバン法務相の指示を受けたパリ検察局は、7月8日、この決定の理由が不明瞭かつ不十分であるとし、破棄院に上訴すると発表。
● ボージョレ生産過剰
 ぶどうの収穫を3カ月後に控えたボージョレ地方では、ワインの生産過剰が見込まれ、ボージョレ・ワイン組合は、品質と価格を維持するために、1000万リットルを処分する許可を農業省に申請。