南仏セート|水辺の夏を探しに。〈その1- セットの夏は「ジュット」!〉 2020-07-15 パリから行ける街 0特集記事南仏 詩人ポール・ヴァレリーが《特異な島 île singulière》と呼んだセートは、文字通り、独自の魅力に満ちている。南部は砂浜が続く地中海の海岸で、北部は広大な潟湖トー湖に面する。中心部はベネチアのように、運河が縦横に走る水の町だ。同時に標高183メートルの緑豊かなサン・クレ [...]
南フランスの 夏やすみ。その5 ジャン・ジオノの家 2020-07-14 パリから行ける街 0特集記事南仏 Le Paraïs, maison de Jean Giono à Manosque 『木を植えた男』で日本でも有名な作家ジャン・ジオノ(1895–1970)はマノスクに生まれた。町の城門をくぐって旧市街に入ると、すぐに彼の生家がある。詩を書き始めたのは7歳のころ。靴職人の父親が [...]
南フランスの夏やすみ。〈その3 アンリ・ファーブルの家に行く〉 2020-07-05 パリから行ける街 0特集記事散策南仏 Harmas Jean-Henri Fabre 「ファーブル昆虫記」で知られる、ジャン=アンリ・ファーブル(1823-1915)。そのファーブル先生が、1915年に92歳で亡くなるまでの36年間を過ごした家が、アヴィニヨンから約30キロのセリニャン・デュ・コンタ(Sérigna [...]
南フランスの夏やすみ。〈その2 建築・現代アート・美食のユートピア〉 2020-07-03 パリから行ける街 0特集記事南仏 シャトー・ラコスト Château La Coste エクサン・プロヴァンスから北へ約15キロ、ル・ピュイ=サント=レパラードに広がる、自然・ワイン・美食・現代アートが融合した理想郷、シャトー・ラ・コスト。ここには、ジャン・ヌーヴェル、フランク・ゲーリー、レンゾ・ピアノ、ルイー [...]
南フランスの 夏やすみ。その1 2020-07-01 パリから行ける街 0特集記事南仏 久しぶりに聞く蝉の声。坂道を登りつめると、さらに細い小路がのびている。ひなげしや夾竹桃が咲き乱れる石段をのぼると、眺めがひらけた。 ここローヴの丘の上からは、セザンヌが何十回も描いたサント・ヴィクトワール山が、澄んだ空の下にくっきりと見える。丸いシルエットのオリーブの木、細長い [...]
プロヴァンス風に夏野菜をオーブンで焼いてみよう。 2020-07-01 野菜料理 0南仏 Tian à la provençale プロヴァンス地方の太陽を浴びて育った、トマト、クルジェット、ナス、ピーマンを煮込んだ料理がラタトゥイユなら、オーブンで焼くとティアン。南仏ならではのタイムやニンニクの香りがうれしい。ティアンには本来ピーマンが入らないと言う人もいるが、赤 [...]
生誕150周年、マティスの故郷へ。 2019-12-10 パリから行ける街 0特集記事読者プレゼント南仏 *マティスの名言エコバッグプレゼント* 大きく開かれた窓から見えるニースの海、草木あふれる室内の情景…。晩年の有名な作品のイメージとは裏腹に、フランスを代表する画家アンリ・マティスはベルギー国境まで20kmもない北の町、ル・カトー・カンブレジに生まれた。今から150 [...]
南フランスの港町、セート 詩人ヴァレリーの墓地と美術館。 2019-09-16 パリから行ける街 0散策読者プレゼント南仏 *『P・ヴァレリー美術館のオリジナル扇子プレゼント』* ポール・ヴァレリー(1871-1945)は南仏セート生まれの詩人。アカデミー・フランセーズ会員に選ばれ国葬もされた偉人だが、パンテオンに入らず亡骸は故郷に戻った。生前、彼が「海辺の墓地(Cimeti=シャルル墓 [...]
第71回カンヌ映画祭だより④恒例のアイオリパーティ 2018-05-17 イベント 0映画南仏 昨日、ジャーナリストの毎年のお楽しみ、カンヌ市主催のアイオリパーティがありました。 旧市街ル・シュケ地区の丘の上のカストル広場で開催されます。 普段、運動不足で肥えた体をぷるぷるいわせてる自分には、石畳の階段を登るだけでも辛いですが、最後にはご褒美のように港を望む絶景と、カンヌの [...]
ルノワールの家、 カーニュの町。 2017-03-01 パリから行ける街 0特集記事南仏 地中海に面したカーニュ・シュル・メールは画家ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)が晩年を過ごした町。町はずれの小高い丘の斜面に建つ彼の家は、現在ルノワール美術館になっている。500年以上を経たオリーブの木が伐採されるのを防ぐために購入した土地だった。庭には、ル [...]