親密派とスーパーリアリズム。オランダ現代版画の作家ふたりの展覧会。 2020-08-13 アート 0日曜営業パリ7区 世界でも有数のデッサンと版画のコレクションを有するとされるパリの「クストディア財団」(旧オランダ文化センター)。今回、コロナのため中断された3つの展覧会を9月6日まで延長した。その中から作風が対照的な現代オランダ人版画家の個展をふたつ紹介しよう。 Anna Metz ̵ [...]
BD : Léo Malet-Tardi “Casse-pipe à la Nation” 2020-08-07 本 0 1985年にアングレームBD(コミックス)フェスティバルでグランプリを受賞したジャック・タルディは、レオ・マレが書いた、私立探偵ネストール・ビュルマが活躍する傑作探偵小説をBD化している。これはその3作目で、舞台はパリの12区。 [...]
CD:Lucinda Williams “Good Souls Better Angels” 2020-07-23 音楽 0 カントリー歌手ルシンダ・ウィリアムスの最新アルバム。67歳の彼女の、熟成されたしゃがれ声がじかに心に訴えかけてくる。「このアルバム、悪魔がいたるところで顔を出すのよ。ロバート・ジョンソン(30年代の伝説的ブルース歌手)の歌世界が好き。彼のデルタブルースは暗くてどこか聖書的…」。 [...]
CD : Juilliard String Quartet “Beethoven” 2020-07-10 音楽 0 今年はベートーヴェン生誕250周年に当たり、長く絶版になっていたジュリアード弦楽四重奏団による弦楽四重奏曲全集が再リリースされた。1964年から70年にかけての彼らの最初の全曲演奏で、第1ヴァイオリンのロバート・マンら4人の名手による演奏は、半世紀たっても輝いている。 ベート [...]
Mory Kanté 2020-06-21 音楽 0 『Yéké Yéké』の国際的ヒットでアフリカンポップスの大スターになったモーリ・カンテが、ギニアのコナクリで亡くなった。 1970年代半ば、マリはバマコのレイルバンドでサリフ・ケイタの後釜として歌ってデビュー。78年にコートジボワールのアビジャンに移住し、1981年パリで録 [...]
CD|Sarah McCoy“Blood Siren” 2020-06-19 音楽 0 数年前のBlues sur Seineで、ピアノを弾きながらの圧倒的な熱唱が観客をとりこにしたブルースシンガー、サラ・マッコイ。異才チリー・ゴンザレスのプロデュースで初アルバムを昨年リリース。ライブよりやや抑えめのボーカルが暗かった少女時代や様々な苦難を乗り越えてきた青春時代を [...]
livre|『未来を創造する物語 現代のレジスタンス実践ガイド』シリル・ディオン著 2020-05-22 本 0 私たちはコロナ禍から何を学び、今後どう生きるのか?ウイルス悪だけではなく社会の構造自体が疑問視される今、読みたい本が翻訳された。著者は環境活動家シリル・ディオン。女優メラニー・ロランと共にドキュメンタリー『Demain (Tomorrow パーマネントライフを探して)』(201 [...]
バロックフルート名手ラザレヴィッチの楽団による “The High Road to Kilkenny” 2020-05-06 音楽 0 Les Musiciens de Saint Julien “The High Road to Kilkenny” バロックフルートの名手として知られていたフランソワ・ラザレヴィッチは、ルネッサンス、中世の音楽までさかのぼっていくと「踊り」が核にあることに開眼する。「音楽の中に [...]
音楽をストリーミングで。 2020-04-21 音楽 0 コロナによる外出規制が続いているが、こんな時こそ、サイトによる音楽のストリーミングサービスを利用し、無尽蔵といってもいいストックの中から、あれやこれやと、今まで聴いてこなかった音楽を発見したい。 Spotify、Deezer、Apple Music、Google Play Mu [...]
#RestezChezVous 500e anniversaire 今年はラファエロ没後500周年。 2020-04-06 アート 0#RestezChezVous ダヴィンチ、ミケランジェロと並ぶ、イタリア・ルネッサンスの3大巨匠の一人、ラファエロ・サンツィオ(1483-1520)が没して500年。本来なら盛大なイベントがあるはずだが、コロナウィルスでそれどころではなく、なんともかわいそうだ。 せめてデジタルで作品を見てほしいと、世界の美 [...]