「霊よ、おまえはそこにいるのか?」

Esprit es-tu là ? Les peintres et les voix de l’au-delà

「霊よ、おまえはそこにいるのか?」
Victor SIMON La toile bleue mai 1943 octobre 1944 © Droits réservés Photo : P. Bernard © ADAGP, Paris 2020

 19世紀半ば、ヨーロッパの人々は神秘的な事象に惹かれ、霊を呼んでお告げをもらうことが流行った。20世紀になってもブームは続き、実践者の中から 「画家になれ」という霊の声を聞いて絵描きになる人も出た。北仏出身のこの3人の共通点は、それまで美術とは無縁な生活を送っていたことだ。オーギュスタン・ルサージュ(1876-1954)は鉱夫、ヴィクトル・シモン(1903-76)は鉱夫の後カフェの店主、フルリ=ジョゼフ・クレパン(1875-1948)は鉛管工だった。下書きもせず緻密な絵を描く。霊に導かれて描いたモチーフは連続的な幾何学模様だったり建築的なものだったりした。クレパンは1939年、64歳の時に「お前が300枚描いたら戦争が終わるだろう」という霊の声を聞いて描き始めた。300枚に達したのが1945年5月7日。停戦が発効する前日だった。作風はそれぞれ違うが、前に立つと異次元の世界の不思議な感覚が伝わってくる。11月1日まで。(羽)


Musée Maillol

Adresse : 61 rue de Grenelle, 75007 Paris
アクセス : M°Rue du Bac
URL : www.museemaillol.com
無休、 10h30–18h30、金-20h30。 13.5€〜9.5€。  

 

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