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仏食品環境労働衛生安全庁(ANSES)はメタムナトリウムを主成分とする殺虫剤の国内販売・使用を禁止する決定を下した。
この殺虫剤はサラダ菜類や生花の栽培を中心にフランスで年間700トン使用される。9~10月にメーヌ・エ・ロワール県などでマーシュ菜の畑で働く人や近隣住民約80人が目や肌の炎症、呼吸障害を訴え、17人が入院した。環境保護団体の訴えを受けてアンジェ検察局が予備捜査を開始。これを受けて政府は10月25日、ANSESの判断を待つ間、この農薬の1月末までの使用停止を政令で定めていた。