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憲法評議会は予防接種を義務付ける公衆衛生法の条項は違憲ではないとの判断を下した。憲法評議会の判断が求められた発端は、オセール在住の夫婦が現在3歳になる娘に3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日せき)を接種することを拒んだために軽罪裁判所に召喚されたこと。この夫婦はワクチンの安全性に問題があるため、予防接種を受けるか否かを選ぶ権利があると主張していた。これに対して憲法評議会は、国民の健康を守るための予防接種政策策定は国会の権限であるとして、重篤な伝染病を撲滅するために予防接種の義務化は正当と判断。夫婦には禁固最高2年、3万ユーロの罰金を科される可能性がある。
予防接種義務は合憲 憲法評議会が判断
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憲法評議会は予防接種を義務付ける公衆衛生法の条項は違憲ではないとの判断を下した。憲法評議会の判断が求められた発端は、オセール在住の夫婦が現在3歳になる娘に3種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日せき)を接種することを拒んだために軽罪裁判所に召喚されたこと。この夫婦はワクチンの安全性に問題があるため、予防接種を受けるか否かを選ぶ権利があると主張していた。これに対して憲法評議会は、国民の健康を守るための予防接種政策策定は国会の権限であるとして、重篤な伝染病を撲滅するために予防接種の義務化は正当と判断。夫婦には禁固最高2年、3万ユーロの罰金を科される可能性がある。