3センチから5センチくらいでアサリに似た貝がpalourde。最近少し安くなっていて、キロ14ユーロくらいで買うことができる。買う時は貝がしっり閉じていて、どこか海のさわやかさが香ってくるものを選びたい。コック貝coqueと違ってpalourdeのいいところは、中に砂が入っていないことだ。だから調理する直前に、貝を両手にとって、こすり合わせるようににして、砂などを洗い流すだけでいい。
palourde はそのまま、レモンを搾りかけて生で食べるのがおいしいが、殻を開けるのはなかなか大変だ。ボクは熱湯にさっと貝を浸して、少し殻が開いたら、そこからこじ開ける。スパゲッティ・ボンゴレもおすすめだ。ショウガやニンニクの風味をきかせて、palourdeをさっと白ワイン煮にしておいて、スパゲッティをアルデンテにゆでたら、貝を混ぜ入れ、煮汁を少々足して2分ほど弱火にかければでき上がりだ。4人分のボンゴレだったら、貝は1キロあったら十分だ。(真)