2週間のニュース

●クリストフ・ルメートル、10秒を切る

 7月9日、ドローム県のヴァランス市で開催されていたフランス陸上選手権の男子100メートルで、クリストフ・ルメートル選手(20)は、9秒98でフランスのチャンピオンに。10秒を切ったのは、白人の陸上選手としては世界初の快挙。とはいえ、2009年のベルリン世界陸上でウサイン・ボルト選手が出した世界記録9秒58と比べると、4メートル4センチ遅れでゴールインしたことになる。翌日行われた200メートルでも、ルメートル選手はフランス記録タイの20秒16でゴールイン。

●サルコジ大統領、テレビで記者会見
 7月初めにフィガロ紙が行った世論調査で支持率が26%まで低下してしまったサルコジ大統領が、人気挽回を目指し、7月12日国営テレビ局France 2で記者会見。ロレアル創業者の娘リリアーヌ・ベタンクールの財産をめぐる事件で疑惑の対象となったヴルト労働相は「誠実で、全面的な信頼を寄せている」としながらも,野党からの攻撃の対象となった、ヴルト氏が労働相と与党UMPの財政部長を兼ねていることに関しては「財政部長を辞めることが望ましい」と発言。年金制度改革では「(定年退職年齢を現行60歳から)62歳にすることはもう決定済み」とし、組合の要求に応じるつもりはないと強硬な態度を示した。
●ロマン・ポランスキー監督、釈放
 1977年に米国で13歳の少女を強姦した罪で米司法当局の国際指名手配を受けていた映画監督ロマン・ポランスキー氏(76)は、昨年9月26日にスイスに入国した際に逮捕された。保釈金を払い、12月4日グスタードにある同監督の山荘に移送され、電子ブレスレットを装着され山荘の敷地外へは出られない状態だった。7月12日、スイス政府は米国への身柄引き渡しを正式に拒否し、ポランスキー氏は自由の身に。
●7月14日、15日の花火で負傷者、死者
 7月14日の革命記念日はトロカデロ庭園から大掛かりな花火が打ち上げられ、若者たちも爆竹やおもちゃ花火を楽しむ。最近は手持ちの筒から強力な火玉を発射する花火もある。14日午前2時ごろ、19区ウルク運河沿いにある消防署で恒例の一般公開ダンスパーティ中に、この種の花火が消防署3階の開いている窓めがけて発射され出火。会場はパニック状態になって5人が軽傷。また15日午前1時ごろ、20区のレユニオン通りのアパートにも花火が打ち込まれて出火し、63歳の女性が重度の火傷を負い、7月21日に死亡。こうした花火は、郊外団地の騒動でも機動隊に向けて発射されるようになってきていることもあり、通販の禁止などの厳重な取り締まりが望まれている。
●俳優ベルナール・ジロドー亡くなる
 フランスで最も人気のある俳優の一人、ベルナール・ジロドーが7月17日、ガンのためにパリの病院で亡くなった。63歳。1973年に、ギャバン、ドロンが主演した『暗黒街の二人  Deux hommes dans la ville』で映画デビュー。舞台俳優としても活躍するだけでなく、10年にわたる闘病生活のかたわら、10冊以上の小説も発表してきた。
●グルノーブル郊外で若者たちが警官と対立
 7月15日午前2時ごろ、グルノーブル郊外ヴィルヌーヴで、近くのカジノを襲って逃走中の三人のうちの一人(ヴィルヌーヴの住民)が、撃ち合いの末、警察官に射殺される。これが引き金となって、同日23時過ぎから、バットや鉄棒を持った若者50人と、警察官・機動隊300人が対立。商店数軒が破壊されたり、車60台が放火された。
●ツール・ド・フランス、ゴールイン
 7月3日、ロッテルダムのタイムトライアルでスタートした第97回ツール・ド・フランス(世界一の自転車ロードレース)は、7月25日、21ステージ、3642kmを走破してシャンゼリゼ大通りにゴールイン。総合優勝は91時間58分48秒で、アスタナチームに属するスペインのアルベルト・コンタドール選手で、3連覇を果たした。2位にはわずか39秒遅れで、ルクセンブルグのアンディ・シュレック選手。ピレネーの山岳地帯の第15ステージで、アタックを仕掛けた直後に自転車のチェーンが外れるアクシデントに見舞われたことが最後まで響いた。すでに7連覇を果たし、昨年3位だったランス・アームストロング選手は、39分20秒遅れで23位にとどまった。