メルルーサをプロヴァンス風にロースト。 Colin roti à la provençale

 魚屋に50センチちょっとのcolin(merlu  メルルーサのこと。日本では背中が黒っぽいことからクロダラというらしい)が何本も並んでいる。活きがよく、頭付きでキロ8ユーロという安さ。一尾買ってきた。その白身はデリケートな味だがくずれやすい。そこで、もうかなり前になるが、丸ごとクールブイヨンでゆでてから冷まし、ハーブのたっぷり入ったマヨネーズで食べる一品を書いたことがある。今回はプロヴァンス風に香りをつけてローストすることにした。
 まずタレを準備する。レモン1個を搾って小さなボウルにとる。そこへ搾り汁と倍量のオリーブ油を入れる。さらにおろしニンニク、新鮮なタイムの葉を加え、塩、コショウし、泡立器でよく混ぜ合わせる。 
 魚は、腹の中もよく洗い、クッキングペーパーで水気を拭きとる。背中に火が通りやすいように切れ目を入れる。これをオーブン皿にとり、先ほど用意したタレを、頭、腹の中も忘れずにはけで塗り付け、冷蔵庫に入れて少なくとも1時間置いておく。
 その間に野菜の準備。ジャガイモは二つに切り分ける。新ジャガだったら皮付きのままです。よく熟したトマトも二つに切り分ける。長ネギは5センチほどの筒切り。好みではフヌイユも入れるといい。
 魚を冷蔵庫から出し、尾を歯でかませるようにして輪にしてから、もう一度タレを塗りつける。周りに野菜を置き、これにもタレを塗り、タイムの葉を散らし、熱くなっているオーブンへ。目盛りは180度だ。
 途中で二度ほどタレを塗ってやりながら、45分ちょっとで表面に軽く焼き色がついてきたらもう焼き上がっている。これを食卓に出して切り分けてサービス。四つ割りにしたレモンも添えること。魚好きの人には頭をプレゼント。かまやほほのうまいこと!
 ワインは、カシスのようなプロヴァンス産の辛口の白。きりっと冷やしたロゼもよく合う。(真)

1キロくらいのメルルーサ、ジャガイモ6~8個、

トマト2、3個、長ネギ2本、ニンニク6片、タイム6枝、
オリーブ油、レモン、塩、コショウ