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1月の終わりから2月の中旬にかけて、中国では春を祝うお祭りが行われる。これが、中国暦ではお正月に相当する。毎年、中国人の多い区で、ドラゴンや獅子舞、爆竹の音で新年を祝うが、今年は「フランスにおける中国年」に当たり、さらに盛り上がったものとなった。 「世界で最も美しい大通りを、中国のドラゴンが行進する」という企画をパリ市が提案。北京市、そしてフランスにおける中国人の友好会が協力し、6カ月前から準備が進められてきた。この特別な大イベントのために、北京市は特に力を入れ、中国各地から呼び集めた700~800人のアーティストを派遣。アクロバット、ダンス、パフォーマンスでこの庶民的なイベントに芸術性を与えた。また、山車は巨大な赤い魚(新年の象徴)に始まり、北京のオペラ座、2008年のオリンピックにちなんだものなど、合わせて54点が登場。中国が文化的にも政治的にも昇り調子であることを感じさせるような力があった。さらに伝統的な獅子舞、110メートルの長さを誇るドラゴン、さまざまな民族衣装を着た人々のパレードもこのイベントに花を添えた。 ひとつ残念だったのは、観客の位置する場所が行進からあまりにも遠すぎたということ。セキュリティーに関して用心しすぎているせいでしょうか? 「何も見えなかった」という声が、イベントが終わったあとで、ちらほら耳に入ってきました。いやー、本当に残念!(文と写真:紅) |
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