「多様で多彩」な地区。

Charles Michels界隈(15区)

 聡明(そうめい)そうな瞳が輝く日仏ハーフのシモーヌさんは、日本の高校一年生に相当するSecondeの15歳。15区のシャルル・ミシェル近くに住む。「ここは『多様で多彩』な地区。サラリーマンもいれば、お店を持つ人も。いろんな国の出身者が住んでいて、エッフェル塔に近いから世界中の人もやって来ます」。昨年は大型ショッピングセンターも誕生し、ますます華やかに。ただし「ちょっと治安が悪くなってきた」のが欠点だとか。
 彼女の定番散歩コースは、セーヌに浮かぶように伸びる「白鳥の小径 Allée des Cygnes」。起点は、1889年に、革命100周年を記念し、アメリカ人の好意で設置された自由の女神像。ここから道なりに歩けば、エッフェル塔がどんどん近づいてくる。シモーヌさんにとって、生まれた時から彼女を見守るエッフェル塔は、「心のふるさと」。旅から戻ってエッフェル塔が見えると、やっとパリに帰ってきた心持ちがするという。ちなみにこの白鳥の小径、優雅な白鳥がたくさんいるかと思いきや、「実は先週初めて白鳥を見かけた」とか。でも一応泳いでいるから、看板にうそ偽りはないのだ。
 さらに小径を抜けて北上すれば、ヨーロッパ以外のプリミティブ・アートが堪能できるケ・ブランリー美術館にたどり着く。ここも彼女のおすすめの場所だ。「音を立てても変な目で見られない自由な美術館。庭はトロピカルな草が生え、カモが泳ぎ、音楽まで流れています」
 さてフレンチ・ナデシコのシモーヌ嬢と話をしていて驚くのは、彼女の日本語の流ちょうさ。パリで日本語を正課で学べる唯一の公立校リセ・ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ校に在籍しているのだ。「生きた日本語を、フランス語を介さず勉強できるのが楽しい。フランスと日本両方の目線を持てるから、視野が広がり、考えるクセが身につきます」とのこと。同校日本語セクションは、12月6日にオープンスクールを開催。パリの中学・高校で日本語を学びたい子がいるご家庭は、足を運んでみてはいかがだろう。(瑞)

●Bistrot Linois
 シャルル・ミシェル駅から徒歩0分、早朝から深夜まで無休営業。時間を気にせず立ち寄れる、利便性の高い典型的なフレンチ・ビストロだ。アイスはベルティヨン、パンはカイザーを使用。タルタルステーキは、「日本の牛丼屋さん並に早く出てくる」というのも頼もしい。
6h-2h。無休。
89 rue Saint-Charles  01.4577.7221
● Centre commercial Beaugrenelle
 2013年秋にオープンしたパリ最大級のショッピングセンター。ファッション、化粧品、生活雑貨、書籍、電化製品などの専門店から、カフェ、レストラン、スーパー、映画館まで約110の人気店が集まる。バカンス時期にはシモーヌさんもお友だちとショッピングを楽しむ。
月~土10h-21h(映画館やレストラン街は日曜0hまで営業)。
12 rue Linois
●Allée des Cygnes
 全長890m、幅11mの人口島「白鳥の島」に伸びる遊歩道。セーヌ川に囲まれた水上の並木道で、グルネル橋の下には自由の女神の像が。「日本におけるフランス年」を記念し、1998年4月から一年間、東京のお台場に出張していたこともある日本にゆかりの深い女神さまだ。
シャルル・ミシェル駅前。

シャルル・ミシェル駅前。
未来的な新しいショッピングセンター。

未来的な新しいショッピングセンター。

セーヌに浮かぶような「白鳥の小径」。

セーヌに浮かぶような「白鳥の小径」。
よく見ると白鳥、発見!

よく見ると白鳥、発見!

 

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