きらびやかなネオンにアラブ風のインテリア。オリエンタル音楽やベリーダンスが朝方まで楽しめるレバノン料理店Mazazic。バイオリン、シンセサイザや打楽器デルブカなどの生演奏は、夜中1時ごろから始まり、エジプト、レバノン、モロッコ、チュニジア、アルジェリアなど、自国でも活躍している歌手たちが入れ替わりで舞台に立つ。 パリには数軒、アラブ風のディナースペクタクルの店があるそうだが、その中でもマザジックは席数250席と一番大きい。オーナーのザキ氏はエジプト生まれ。カイロでもレバノンレストランを経営し、今でも頻繁にエジプトと行き来している。パリではピザのお店に始まり、10年前にMazazicをオープン。エジプト料理の店にしたかったが、パリではあまりなじみがないので、豆、野菜、肉料理と種類も調理法も豊富で、母国料理に一番似ているレバノン料理にした。 客層はバラエティーに富んでいる。着飾ってディナーショーを観にくる観客、歌手を目当てにくるファン、パーティーを楽しんでいるグループ。常連客も多く、笑顔のスタッフたちが雰囲気をますます魅力的にしている。週末は深夜3時ごろからベリーダンスのショーが始まる。踊ることもできる。レバノン人を中心としたオリエンタルな世界の社交場のような場所だ。 1階ではレバノン料理を簡単に食べられ、地下のステージのあるスペースは深夜1時ごろからオープンする。 アントレ、メイン、アペリティフ、デザートが付いたフルコースとショーを楽しむ場合は70ユーロ。 飲み物とショーだけの場合は35ユーロ。(尚) |
*210 rue Fbg St. Antoine 12e |