四月のパリ、 暑い日が続くと… N° 521 2003-05-01 パリは、おととい、きのうに続いて、きょうも午後の最高気温は、日陰でも26度。太陽がかんかん照りだったから、日なたにいると、もう夏のようだ。 北欧の人たちに負けないくらいに太陽に飢えているパリジャンたち…天気がいいと、もう落ち着いていられない。カフェのテラスで、男性はTシャツ姿、女性は肩もあらわに日光浴に励むことになる。厚生省が日ごろ力を入れている〈太陽光線は避けよう〉という皮膚ガン対策キャンペーンもすっかり忘れられてしまった。 こう暑くなってくると、足は自然と水のあるところにに向かってしまう。セーヌ河畔、サン・マルタン運河沿い、各所の噴水…。 そこで子どもたちは水遊びをしたり、お母さんとアイスクリームを食べたり…大人たちは読書をしたり、昼寝をしたり、キッスをしたり…。 心はもうバカンスに飛んでいるようだ。 (写真:ジャン=マルク・フサ/文:真) Recommandé:おすすめ記事 Balard界隈(15区) 故郷アルジェリアにちょっと似ている。 新年好! シャンゼリゼでパレード、 中国の春節祭。 チュイルリーに近代彫刻。 “Le Pen, dehors!”、”J’ai honte!” パリの交通事情にしずかな革命。