OVNI 496 : 2002/3/15

●フランス人の家計
 2月27日、INSEE(国立統計経済研究所)は、この40年間でフランス人の家計の内訳がどのように変化してきたかに関する調査結果を発表した。それによると、40年前には家計の33%以上を占めていた食費の割合が大幅に減って14.1%になっていることが判明。それに引きかえ、医療費は6%から13%、レジャー・教養のための出費は6.7%から8.8%に増加。
●シラク大統領苦戦?
 次期大統領選挙に立候補したRPR(共和国連合)公認シラク現大統領と社会党公認ジョスパン現首相の間の闘いが激しくなっている。
 2月27日シラク候補は、国営企業を私有化しその収入を定年退職制改正の資金にあてる、社会保障の会社負担分を軽減する、5年間で所得税を33%減らすなど、公約の一部を発表したが、保守陣営からも「大統領候補は、限りなくパンを増やすことができたイエス・キリストではない」という批判の声。3月1日にはジョスパン候補の対談集『Le Temps de repondre』が出版された。その中で同候補は、「自分の都合のいいように文書や事実をねじ曲げる」などとシラク大統領を直撃。また2007年までに失業者を90~100万人に減少させる、治安担当省を新たにもうける、エネルギー自給のために原子力発電は継続する、などの公約を披露。2月末から3月初めにかけてSofres、Ifop、BVA、CSAの4社がおこなった世論調査によれば、いずれもシラク候補の人気が下降線をたどり、ジョスパン候補当選の可能性大(Ipsosのみ互角)。
●6カ国対抗ラグビー3日目
3月3日、6カ国対抗ラグビー3日目、2連勝同士のフランスチームと英国チームがパリ郊外のスタッド・ド・フランスで対決。英国チームの優勢が予想されていたが、フランスチームは変化ある攻撃で先制の2トライをあげ、20-15で逃げ切った。
●医師を増やしたい
現在約20万人いる医師の平均年齢が50歳に近づき、2020年には医師数が16万弱(小児科医20%減、産科医30%減…)になることが推定されていることから、3月4日、クシュネール厚生担当相は、医学部2年生の総数を現在の4700人から6000人に増やしたいと語った。
●フランスのアルペンスキー絶好調
アルペンスキーW杯最終日は、3月10日、オーストリアのフラッハウで行われたが、
ロール・ペクニョが女子回転で、フレデリック・コヴィリが男子大回転で、それぞれ今シーズンの種目別優勝を決めた。冬季五輪で金メダル2個を獲得した仏アルペンスキーチームは今や絶好調の波に乗っている。
●モンブラン・トンネル再び開通
1999年3月24日、トンネル内火災で39人の死者を出して以来閉鎖されていたモンブラン・トンネルが、3月9日、改良工事や安全テストも終了して、一般車に限って開通された。運転手には最高時速70km、車間距離150mが義務づけられる。当日、長距離トラックのモンブラン・トンネル通行に反対する自然保護団体など、約3000人が周辺でデモ。