“Le Parisien” 紙6月18日号。 |
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日刊紙 “ル・パリジャン” の「誰がまだ(駐車違反の)罰金を払うのか?」という大見出しが目に飛び込んできた。
僕らのまわりでも、駐車違反の罰金票PV(proces-verbal の略でペーヴェーと発音)を貯め込んで自慢している人や、ワイパーに挟んであるそのPVを、その場で引きちぎってしまう人がいる。パリ市では、今年になってから、罰金を実際に払う人が、違反者535万人中の225万人(42%)に落ち込んでしまった。 原因の一つは、通りの各所に置いてあるhorodateur(硬貨を入れると制限時間がプリントされた駐車券が出てくる)が、1月以来4000台も硬貨目当てに破壊されて、使えないものが多く、駐車違反の罰金請求が該当しないケースが増えていること。 もう一つの原因は、来年春の大統領選挙。新大統領は恩赦の条例を出すことが恒例になっていて、2000年と2001年の罰金未払い分が帳消しにされる可能性が大だからだという。大統領選挙が近づく今年末には、罰金を払う人は20%台になりそう、というのが大方の予想だ。まじめに罰金を払ったりしたらかえって軽蔑されそう。(真) |
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このhorodateurもしばらく前から故障中です。 |
ワイパーに挟まれたPVもどこか存在感が薄くなった。 |