OVNI 454 : 2000/3/15

●ジョスパン首相イスラエルで問題発言
2月24日、イスラエル訪問中だったジョスパン首相は、記者会見で「フランスはイスラエルの兵士および市民に対するヒズボラ (レバノンのイスラム武装組織) のテロ活動を糾弾する」と発言した。レバノン共和国のホス首相は「レバノンでの抵抗運動をテロ活動とみなし、イスラエルが我々の領土を占拠しているのは彼らの国境を守るためという主旨のジョスパン首相の発言は信じられない」と強く抗議。27日、ジョスパン首相はパレスチナ地区にある大学を訪問したが、大学生たちの激しい投石を浴びた。同日夜、外交の主導権を握るシラク大統領は「中東でのフランスの中立的立場は変わっていない」と声明。29日、ジョスパン首相は、「問題になった私の発言だが、むずかしい和平交渉を妨げるための意図的な暴力を告発するためだった」と弁明した。
●ジョスパン首相の人気が落ちる
イスラエルでのジョスパン首相問題発言直後に行われた、「2002年の大統領選挙」に関する世論調査によると、シラク現大統領が1月の調査に比べると4%伸びて52%の票を獲得、ジョスパン首相は逆に4%落ちて48%という結果が出た。また、月収1万フラン未満の低所得者層の10%以上がジョスパン首相からシラク大統領にくら替えしたことも判明した。
●陸上競技のニュースター2人
ベルギーのゲントで開催されたヨーロッパ陸上競技選手権で、2月26日、ミュリエル・ユルチスさんが女子200mで、リンダ・フェルガさんが女子60mハードルで金メダルに輝いた。
●サイクリング中の4人が死亡
2月26 日、ガール県ヴォヴェール村付近の県道をサイクリング中のグループに、時速120km 以上の速度で走っていた乗用車がコントロールを失って突っ込み、4人が即死、5人が重傷、13人が軽傷を負った。新車を試運転中だった20歳の男性は「過失致死」の疑いで逮捕された。1998年にはニオール市で同様の事故でサイクリング中の5人が死亡しており、道路をグループでサイクリングすることの危険性が指摘されているが、その一方で、グループで走っているから、車の方が速度を落とすという反論もある。  
●校内のトイレで出産
3月1 日夜、寮に住みながらアングレーム市にある高校に通っている17歳の女生徒が、学校のトイレで男児を出産。翌日、庭師が校内のゴミ箱に捨ててあるプラスチックの袋の中からその嬰児の死体を発見した。2日夕方、朝から授業に出席していた女生徒は保護された。出産当日も体育の授業などすべての授業に出席していただけでなく、午後には腹痛がすると保健室で薬をもらっていたことがわかったが、2人の看護婦だけでなく、学校関係者も家族も妊娠に気づいていなかった。「女生徒と赤ん坊、2人の犠牲者が出る前に、誰も相談にのってあげられなかったことが、信じられない」とロワイヤル学校教育担当相。
●デュマ憲法評議会議長ようやく辞任
3 月1 日、ロラン・デュマ元外相 (77) は、憲法評議会議長を辞任した。昨年の3月以来休職中だったが、エルフ疑惑の一環で「会社財産乱用共犯・隠匿」の容疑で軽罪裁判所に起訴されて以来、憲法評議会のメンバーだけでなく、政界からも退陣を望む声が強くなっていた。「弁護に専念するため」と辞任の弁。
●ミシュラン・ガイドブック2000年版
ミシュランのガイドブックは今年で100歳に。”Guide rouge”と名を改めた2000年版 (発行部数は昨年の40%増の80万部) の話題は、ギー・マルタンさん(43)がシェフをつとめる “Grand Vefour” が3ツ星を獲得したことと、8 区にあるモロッコ料理レストラン “El Mansour” が1ツ星を獲得したこと。