パーヴォ・ヤルヴィがフランス国立放送フィルを指揮して、得意にしているシベリウスの交響曲第5 番、さらに、名ヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルを迎えてシュニトケのヴァイオリンと室内管弦楽のための協奏曲を演奏する。 31日/20h 50F~240F *Theatre du Chatelet : 1 place du Chatelet 1er 01.4028.2840 ●ハーゲン弦楽四重奏団 タカーチ、アルバン・ベルクといった素晴らしい弦楽四重奏団の公演に続いて、均整のとれたアンサンブルとして定評のあるハーゲン弦楽四重奏団が公演。ベートーヴェンの第13番とラヴェルの弦楽四重奏曲。19日/11h 120F (当日売りのみで10hより発売される) *上と同じくTheatre du Chatelet ●Banlieues bleues チュニジア出身のウッド奏者アヌアール・ブラヘムが、サックス奏者ジョン・サーマン、ベーシストのデヴィッド・ホーランドと共演する。最近ECMからこのトリオのアルバムが出たばかりで、3 人が織りなすしなやかなサウンドに思わず夢見心地…。前半はアムステルダム・ストリングトリオ。 20日/20h30 120F/100F (26歳未満) *MC 93 : 1 bd Lenine Bobigny M!Bobigny-Pablo-Picasso 予約、問い合わせは01.4922.1010 ●傑作やくざ映画2本 日本文化会館でやくざ映画特集が続いているが、次の2本は見逃せない。「やくざの稼業をやっていても、やくざの生活はするな」というマキノ雅弘の心が各シーンに脈打っている傑作『日本侠客伝』。任侠の本道を守ろうとする高倉健のカッコよさ、藤純子の匂うような美しさ。 山下耕作が68年に撮った『博打打ち・総長賭博』は、様式美あふれる画面の中に息詰まるような人間ドラマが展開する、東映任侠映画の最高傑作! 怒りを抑えることができず暴走する若山富三郎の痛々しさ、兄に夫を殺されるという運命と直面する藤純子のけなげさ、「俺はただのケチな人殺し」と一切の罪を背負う鶴田浩二の一世一代の名演技。 『日本侠客伝』は23日/15hと30 日/17h45。『博打打ち』は23日/17h45と30日/15h。 *Maison de la culture du Japon : 101 bis quai Branly 15e 01.4437.9595 |