TF1の刑事ドラマを1600万人が見ている。

 ナヴァロ、マルク・エリオット、ジュリー・レスコーという3人の共通点を知っていますか。民放TF1のファンなら知っているはずです。3人とも警視という職業についているのです。TF1は、この警察で働く主人公たちのおかげで、国営France 2との激しい視聴者獲得合戦で、いつも勝利をおさめています。
 最近でも、MEDIAMETRIEという視聴率調査研究所によると、月2回木曜放映の『ジュリー・レスコー』シリーズは、ヨーロッパ・サッカー選手権の決勝戦を相手にしても、その晩最高の視聴率を記録しました。実際のところ、TF1は刑事ドラマのチャンネルになったと言ってもいいくらいです。
 「一つのタイプの警視しかいないというのも、一つのタイプのドラマしかないというのも間違っています。TF1の刑事ものでは、各俳優が自分の個性を明確に押し出していて、彼らがそろって人情に厚いことを視聴者は非常に喜んでいます」と、TF1のドラマ担当者は説明しています。「TF1の刑事ドラマの成功のカギは、俳優が自分の扮する人物になり切っているからです」
 たとえば、『ジュリー・レスコー』で主役を演じるヴェロニック・ジェネストは、この役を演じる前の2年間、監督やシナリオライターの勉強をしました。彼女は、ジュリー・レスコーという情熱的でいながら内向的な警視像を作り上げました。こうした努力が実を結び、毎回、1600万人以上のフランス人がTF1の刑事ドラマを見ているのです。(クロード)