TF1の刑事ドラマを1600万人が見ている。 N° 454 2000-03-15 ナヴァロ、マルク・エリオット、ジュリー・レスコーという3人の共通点を知っていますか。民放TF1のファンなら知っているはずです。3人とも警視という職業についているのです。TF1は、この警察で働く主人公たちのおかげで、国営France 2との激しい視聴者獲得合戦で、いつも勝利をおさめています。 最近でも、MEDIAMETRIEという視聴率調査研究所によると、月2回木曜放映の『ジュリー・レスコー』シリーズは、ヨーロッパ・サッカー選手権の決勝戦を相手にしても、その晩最高の視聴率を記録しました。実際のところ、TF1は刑事ドラマのチャンネルになったと言ってもいいくらいです。 「一つのタイプの警視しかいないというのも、一つのタイプのドラマしかないというのも間違っています。TF1の刑事ものでは、各俳優が自分の個性を明確に押し出していて、彼らがそろって人情に厚いことを視聴者は非常に喜んでいます」と、TF1のドラマ担当者は説明しています。「TF1の刑事ドラマの成功のカギは、俳優が自分の扮する人物になり切っているからです」 たとえば、『ジュリー・レスコー』で主役を演じるヴェロニック・ジェネストは、この役を演じる前の2年間、監督やシナリオライターの勉強をしました。彼女は、ジュリー・レスコーという情熱的でいながら内向的な警視像を作り上げました。こうした努力が実を結び、毎回、1600万人以上のフランス人がTF1の刑事ドラマを見ているのです。(クロード) Recommandé:おすすめ記事 ジャック・ドワイヨン Jacques Doillon 最新作 “Petits Freres” はパ郊外の少年少女5人が主人公。 亡くなるまでレジスタンスの姿勢を貫く。 Loïc Sécher 異例の再審で無罪の判決を得た。 Roger Diamantis タネール、ヴェンダースらの作品を初めて上映。 Louise Bourgoin — テレビの天気予報タイムが刺激的になった。 恩師ミカエルさん、自著を語る。