N・ボーメール著『酒 日本に独特なもの』〜 フランス人地理学者が歩いて、見て、聞いた酒造りと飲み方。 2022-06-03 ワイン以外のお酒本ワインの知識 0 日本酒とワインの共通点を聞かれた何と答えますか?醸造酒であること、食事をしながら飲むアルコール飲料であること、産地のテロワールにこだわること。 では相違点は?原料が米かブドウか、温めて飲むことができるかできないか、ほぼ日本国内でしか造られていないか世界各地で造られているか。 [...]
ゲンブリの名手、モクタール・ガニアがパリで演奏。 2022-06-02 コンサート 0 Moktar Gania & Gnawa Soul ひと昔、モロッコのエッサウィラにしばらく滞在していたときに、なじみになったカフェの主人が連れて行ってくれたプライベートな演奏会が忘れられない。 黒人のミュージシャンが歌いながら、太い弦が3本張られたゲンブリという弦楽 [...]
〈特集〉ディジョン|ガストロノミー体験。 2022-06-01 パリから行ける街 0特集記事 フランスの食文化がユネスコの世界無形文化遺産に登録されて11年。ブルゴーニュ地方の首府ディジョンに「Cité de la Gastronomie et du vin」がオープンした(以下、シテ)。ユネスコ登録後、国内4都市に食の文化施設を創設するという政府決定に沿って2018年 [...]
シャンポリオンの冒険ーヒエログリフの秘密の中で 2022-06-01 展覧会 0パリ13区 L’aventure ChampollionDans le secret des hiéroglyphes ジャン=フランソワ・シャンポリオン(1790-1832)が、弱冠32歳で世界で初めてヒエログリフを解読したのは1822年のこと。解読200周年の今年、フランス各地で記念イ [...]
総選挙―与党連合と左派連合の議席獲得数に注目が集まる。 2022-06-01 ニュース 0 6月12、19日の総選挙(国民議会議員選挙/定数577)で、第2期目に入ったマクロン政権の与党連合「共に(Ensemble)」と、新たな左派連合「Nupes」がどれだけの議席を分け合うかが注目されている。 左派新連合は、大統領選第1回投票で22%を獲得した「服従しないフランス [...]
ハイチはどうして貧しいのか? 〜 フランス植民地支配の消えない爪痕。 2022-05-30 フランスの出来事 0 ル・モンド紙電子版5月23日付で、「フランスはどのようにして旧植民地ハイチに賠償金を払わせたか?」と題した記事が掲載された。ニューヨーク・タイムズ紙の記者が調査し、20日付同紙に掲載した記事をまとめたもので、フランスやアメリカがハイチを食い物にした、一般にはあまり知られていない [...]
第75回カンヌ映画祭だより⑤ 〜 最高賞パルム・ドール発表、そして映画祭閉幕。 2022-05-29 舞台・映画 0カンヌ映画祭 スウェーデン人リューベン・オストルンドに2度目の最高賞。 昨年に比べコロナ禍は影を薄め、かなり通常開催の雰囲気に戻った第75回カンヌ映画祭が、5月28日晩に閉幕。パルムドール(最高賞)はスウェーデンの鬼才、リューベン・オストルンドの風刺コメディ『Triangle of Sadn [...]
第75回カンヌ映画祭だより➃ 〜 今年の日本人監督の活躍。 2022-05-28 舞台・映画 0カンヌ映画祭 気がつくとカンヌ映画祭もゴール間近。筆者もくたびれたぼろ雑巾のようになってきましたが、終わってしまうのもまた寂しいものです。 今年のカンヌも日本人監督の活躍がありました。まずはカンヌの申し子の是枝裕和監督。ソン・ガンホ主演の『ベイビー・ブローカー』でコンペ部門に参加しています。 [...]
グルノーブル市の〈ブルキニ論争〉、つづく。 2022-05-26 フランスの出来事フランスを知る 0 2016年に起きたブルキニを巡る議論が再燃している。今月(5月)16日、グルノーブル市議会で可決された市営プールでの「ブルキニ」着用を、25日、グルノーブル行政裁判所が「ライシテの原則に抵触する」と無効にした。ブルキニを認めるグルノーブル市長と、内務相の意向を受けて反対の立場を [...]
第75回 カンヌ映画祭だより➂ ー 映画祭、表のスター・裏のスター(トム・クルーズのマスタークラスへ)。 2022-05-25 舞台・映画イベント 0カンヌ映画祭 国際映画祭にはスターが必要です。今年のスターNo.1は、なんといってもトム・クルーズ!『トップガン』から36年ぶりとなる続編『トップガン ー マーヴェリック』の公開に合わせ、南仏の地に降り立ちました。前回カンヌに参加したのが『遥かなる大地へ』ですから、こちらも30年ぶり。カンヌ [...]