![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/d0423331b02c6e60525db3b0add6822d.jpg)
ルペン「プーチン」「ナチ」、マクロン「金持ちのための大統領」。
誰だか分からないほど顔に落書きされた極右政党・国民連合RNマリーヌ・ルペンのポスター。「人種差別者、ファシスト、ホモ嫌い、トランスジェンダー嫌い…リスト長すぎ」と書き込みもある。ポスターの書き込みは1、2語のなぐり書きが多いがこれは丁寧だ。パリ4区では、第一回の投票はマクロン41%、ルペン5%の得票率だった。
編集部がある10区はジャン=リュック・メランションが38.45 %と首位。マクロンは2位で31.47 %、ルペンは4.24 %だった。第一回投票後も、極右反対デモ、若者たちの未来のためのデモなどの左派系集会が持たれ、決選投票に残ったルペン、マクロン両候補のポスターの痛めつけられ度はかなりのもの。広場近くで、市民が書き込んだ「メッセージ」を読んでみた。
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/a2b807310b4fafd45482007d92553ac2.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/a0c21caf4a6df746a0625ff97fdbdcbc.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/0-7.jpg)
警察による暴力
「32人の失明者 (32 eborgnés)」と書かれた、マクロン候補ポスター。片目には「✖︎」印も。黄色いベスト運動制圧のために警察はゴム弾を多用し、これまでに32人が片目を失った。マクロン政権5年間の警察の暴力を象徴するものとなった。
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/4114c8455ed113afd4796d718479b25b.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/0de23dad2b691b97d57d38ddaf129bf4.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/6054804a054dad0c959664f046e4de70.jpg)
マクロンとカネ、ルペンとプーチンの関係。
マクロンの額に「ISF(富裕税)を戻せ」。5年前、大統領就任直後に富裕税(ISF)を廃止し、同時に、低所得世帯を対象とする住宅手当(APL)を5ユーロ減額したマクロン大統領はそれから「金持ちのための大統領」と言われ続けることになった。
ルペンのポスターには「プーチン」の書き込み。プーチン大統領とは関係が強く、2014年の武力によるクリミア併合も批判(「非合法ではない」)せず、5年前の大統領選挙ではプーチンに近い銀行から金を借りたことが批判され続けている。決戦投票前の両候補のディベートでもマクロン大統領から「借金があるからロシアを批判できない」ことを指摘された。
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/d169c8ab35a246f35c118bfbf11311b0.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/IMG_5051.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/IMG_5015.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/IMG_5345.jpg)
![](https://ovninavi.com/wp-content/uploads/8fa8974c3a6020a95e32286b09e4f853.jpg)
![](/wp-content/themes/15zine-child/assets/ovni-border-unic.png)