ノルマンディーの作家と食 〈8〉 2016-08-25 その両親が離婚した後、モーパッサンは母親のロールと共に海辺に近いエトルタの別荘で過ごすことになった。まだ離婚が珍しい時代でもあり、父親から離れて暮らすのは辛い面もあったはずだが、12歳の少年モーパッサンはすぐに海辺での暮らしに夢中になった。 この時代の面影はモーパッサンが数多く残した短編に幾度となく現われるが、代... ノルマンディーの作家と食 他 0
外相の辛辣な発言 2016-08-20 「 ボリス・ジョンソン氏に対して不安はまったく抱いてはいないが、(EU 離脱の是非を問う国民投票の)キャンペーンでの彼のスタイルや、やり方は周知のとおりだ。彼はイギリス国民に数多くのうそをつき、そして今となって決断を迫られることになった 」 イギリスのテリーザ・メイ新首相は、7月13日、EU離脱派勝利の立役者... 発言から知るフランス 0
マダム・キミのシルバーラウンジ:8月1日号 2016-08-16 E子さん(65)は、佐賀県生まれ。4人兄弟の長女。大学は国文学科卒。両親は戦後の自由恋愛、相思相愛の元教員同士。86年、E子さんは34歳で来仏し、美術学校グランド・ショミエールで学び、具象から抽象へと進む。昨年亡くなった父は、美術の道を選んだE子さんの一番の理解者だった。母親は句作を続け、今、2冊目の句集を準備中。 ... シルバーラウンジ 0
9895 € 2016-08-13 カナール・アンシェネ紙は7月13日号で、大統領府がオランド大統領専属の理髪師と、5年間で税込み59万3700€を支払うという契約を結んでいることを暴露。月に直すと、9895€(約115万円)! 大統領府はその事実を認めた。... 数字でみるフランス 0
“Incroyables comestibles” ビオの野菜を皆に。 2016-08-10 誰でも無料でビオの野菜が食べられる、と言えば、夢だといわれるかもしれない。しかし、イギリスの人口1万5千人の町、トドモーデンで2008年に始まったのが、まさにその運動 「Incredible Edible 信じられない食物」 だ。創始者のひとり、パム・ワーハーストさんは、町中の公園や植木鉢に野菜を植えるよう住民に提... 社会ラボ 0
Au Déjeuneur – Chez Harry|爽やかに夏気分 チュニジアの風に吹かれて。 2016-08-09 Sentierの界隈は昔からユダヤ系の繊維業者が多いことで有名だ。近年は洒落たカフェやビストロにワインバーが後を絶たない中で、スノッブな雰囲気など微塵もない昔ながらの佇まいは、国籍を問わず誰からも愛されている。それはやはり店主のハリーさんの人柄にほかならない。 「よく来たね」と笑顔で迎え、「またおいでね」と送... 中東・アフリカ料理 0
真ダラをポワレし、夏野菜のカレー風味を添えてみよう。 2016-08-07 魚屋で、「dos de cabillaud」と呼ばれる真ダラの切り身を売っている。背のところだけを切り出して皮をとったもので、身が厚い。好きな量だけ買うことができるし、すぐに調理できて便利だが、切り身は、活きがいいかどうかを見分けるのが難しいので、信頼できる魚屋で買い求めたい。 この真ダラの切り身、一番のおすすめはポ... 魚料理 0
警察取調べ後、青年死亡 2016-08-07 7/25 ヴァルドワーズ県で19日、24歳のアダマ・トラオレさんが警察の取り調べ後に死亡した。その後、トラオレさんが住んでいた町では、彼の死因は警察の不祥事だとする約5千人の住人が行進を行ったり、若者が自動車に放火するなど抗議行動が数日間続いた。21日の解剖後、トラオレさんは拘束時、感染症で複数の臓器に疾患があったこ... フランスの出来事 0
Festival de l’Orangerie de Sceaux 2016-08-05 エマニュエル・ベルトラン 8月13日から9月18日まで、パリ郊外にある緑の美しいソー公園のオランジュリーで、クラシックの室内楽フェスティバル。 8月13日 は、リヨン音楽院出身の若手からなるエルメス弦楽四重奏団。最近全曲録音したシューマンの弦楽四重奏曲から抒情的な1番を演奏。素晴らしい終楽章を持つハイドンの作... 音楽 0
幸せそうな家畜と有機栽培の菜園:パリ農場 2016-08-05 パリでも農場見学ができるのだ。 生い茂る草木、土から顔を出す野菜、平和な目をした家畜…。「ここがパリ?」と驚くが、住所上はパリ12区。ヴァンセンヌの森南方に広がる「パリ農場」だ。 農場の歴史は意外と古い。発祥は1860年に農学者ジョルジュ・ヴィルが化学肥料と土の関係について研究するために作った農場。後にパリ市... こどもとおでかけ 0