Ovni --| Numéro 877

〈追悼〉映画プロデューサー、吉武美知子さん

オヴニーの友人・吉武美知子さんが2019年6月14日、がんのため息を引き取った。リベラシオン紙は「30年来パリに住み、日仏の作家性のある映画の架け橋に」と追悼。オヴニーでは88年以降(吉)の署名で映画紹介を執筆。初原稿はジャック・ドゥミの『想い出のマルセイユ』評(下写真)。映画愛たっぷりに新鮮な映画情報を届けた...

フランス革命記念日 – コンサートと花火

7月14日(日) 毎年恒例、革命記念日のコンサートと花火。 【コンサート】 シャン・ド・マルス公園では、21h15から、アラン・アルティノグリュが指揮するフランス国立管弦楽団、ラジオ・フランス合唱団によるコンサート〈Concert de Paris〉、テレビではFrance2局が生中継。今年没後150年の...

やっぱり、夜行列車で旅がしたい!

 10年ほど前まで、パリから多くの都市に夜行列車が出ていた。寝台車で行く旅は、ホテル代が節約できる上、到着後すぐに活動できるので便利だ。ところがフランス国鉄(SNCF)が路線の赤字を理由に夜行を減らし、ついにパリとトゥールーズ/ロデス/ブリアンソン/ラトゥール・ド・キャロル(ピレネー地方)を結ぶ線だけになってしまっ...

ルソーの静かな食卓 〈6〉

 母親を知らずに育ったルソーだったけれど、その人生は多様な女性たちにいろどられている。何人か挙げられる重要な女性の中でも、孤児同然だったルソーの人生をすっかり変えてしまったのがヴァラン夫人だった。 出会ってから程なく「ママン」「坊や」と呼びあうようになったふたりの関係は約10年間続き、その間に、少年だったルソーは...

マダム・キミのシルバーラウンジ:としこさん

とし子さんは、1943年東京生まれ。4歳の時、戦災を恐れた母親と伊東に疎開、父は戦死。戦後、東京に戻る。料理が好きだった母は、親戚が営んでいたレストランを手伝いながら、娘2人を育てつつ祖父の面倒をみた。母は妻を亡くした男性と同居、とし子さんは私立校に入る前にその義父の籍に入籍。銀座の和光に就職。24歳で退職し、...

夏はヴァンセンヌの森でジャズ三昧。Paris Jazz Festival

今年も7月6日から28日までの土日、ヴァンセンヌの森のParc Floralでパリ・ジャズ・フェスティバルが開催される。入園料(2.5€)だけで緑に囲まれた中で楽しいジャズを聴けるのだから、パリ市民に人気が高いのは当たり前だ。税金はこんなふうに使ってほしいですよね。前半のプログラムの中から面白いものをピックアップし...

赤い果実のタルト、おいしさの決め手はカスタードクリーム…。

Tarte aux fruits rouges 今が旬のイチゴだけでなくフランボワーズも入る赤い果実のタルト。イチゴは、マラ・デ・ボワ種のような中粒の香り高いものだったら文句なしだ。小さなボール紙の箱に入ったフランボワーズも買ってくる。生地は市販の折り込みパイ生地を使うことにするけれど、〈pur beurre バ...

Kilikio|ちょっと他にないギリシャ食材で、 夏のテーブルを彩ろう。

トマトにアーティチョークのマリネとフェタチーズをのせて。 すぐれたワインバーやレストランが隠れる穴場的な通りにあるこのギリシャ食材店、ただものじゃない。壁一面にびっしり並ぶ、トマト、ナス、オリーブなど典型的な地中海素材のペースト類、タイム風味のハチミツ、ローカルな原材料で作られる穀物類と、気になるものだらけ。 ...

私が哲学者になったのは…|発言から知るフランス

6月1日、哲学者でアカデミー・フランセーズ会員のミシェル・セールさんが88歳で亡くなった。広島と長崎への原爆投下による数十万人の犠牲者にショックを受けた当時14歳のセールさんは、科学者になることを断念し、人間の生き方を問う哲学者への道を歩んだ。(2002年、ラジオ局France Culture の対談から)。...
 

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