マダム・キミのシルバーラウンジ:7月1日号 2015-07-09 シルバーラウンジ 0連載コラム Sさん (71歳)は1968年 、24歳の時、東京の語学学校で教えていたスイス人画家J.J. (当時34歳)と出会う。J.J. はパリ第7大学の日本文学教授になったが2年前に逝去。日スイスのカップル生活45年。彼の数奇な生涯を追ってみたい。 J.J.は自国で装飾美術を学び、結婚 [...]
料理で自分を表現する。 2015-06-25 日本人シェフ 0 佐藤伸一さん(37歳) 佐藤さんにとっての料理は、コンプレックスを克服するなかで勝ち得た、自分を守る武器であり、自信だとも言える。帯広に生まれ、札幌で料理を学び、就職、転職の後、縁あってパリ郊外のレストランへ働きに行ったのはいいけれど、佐藤さんがイメージしていたフランス料理はそこ [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:6月1日号 2015-06-11 シルバーラウンジ 0連載コラム N氏(72)は、名古屋市に生まれ、日大建築科卒、早稲田大学建築学科研究室、東京理科大で助手を務める。学園騒動の煽りで海外に出た。 どうして建築方面に進まれたのですか? 少年時代に絵描きになりたかったのですが、叔父が絵描きだった母親に反対され、工学であると同時にアートの要素もあ [...]
料理は幸せな空間をつくりだす。 2015-05-19 日本人シェフ 0 本城昂結稀さん(35歳) 「祖父が寿司屋を貸し切るような人だったら、今ごろ寿司を握っていたかもしれない」と話す本城さん。フランス料理との出会いは幼少期、おじいさまが行事ごとに大家族へと振る舞った、兵庫のレストランでの食事だった。 パリでは三ツ星を持つシェフ、パスカル・バルボの元で [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:5月1日号 2015-05-10 シルバーラウンジ 0連載コラム S子さん(72歳)は、学生時代に東京、パリ、スイスの大学で仏文学を学んだ。1966年、 東京湾晴海に寄港したジャンヌ・ダルク号に乗っていた仏士官らを招いた仏大使館のパーティで、後に夫となるC氏と出会う。 C氏との出会いから結婚までのいきさつは? スイスに留学中、学友らと車で旅 [...]
いつも料理とワインのことを 考えている 2015-04-21 日本人シェフ 0 手島竜司さん(38歳) 「とにかく自立したいという気持ちが強かった」から、包丁も握ったことのない手島さんは19歳の時に故郷熊本のフランス料理店へ飛び込み、その世界への遠さを実感し、深さに没頭していった。パリへ来るまで、パリへ来てから昨年の9月に店を開くまでの道のりは長かった。熊本 [...]
マダム・キミのシルバーラウンジ:4月1日号 2015-04-11 シルバーラウンジ 0連載コラム T子さんのプロフィール:1931年東京生まれ(84歳)。 戦後、都内郵便局で働き、50年代フランス映画に感銘を受け、日仏学院の教師についてフランス語を学ぶ。 後にサイゴンで日系銀行に勤務した後、渡仏。 何年に来仏されました? 若い頃からパリに憧れ、1973年に来仏する前からフ [...]
自分の引き出しが増えた。 2015-03-22 日本のフランス 0 今のお店では齋藤さん以外のサービスは全てフランス人。 ◎齊藤佳史(ラストゥール/ボルドー:1年以上) 料理人やパン職人など、食の世界でフランスと関わる人は多いが、齋藤さんは、作る方ではなく、サービスの方からフランスと関わっている。 きっかけは、大学時代にアルバイトで始めた飲食 [...]
ユゴーと出会って。 2015-02-13 日本のフランス 0 最初に読んだ『ああ無情』、学生時代に読み込んだ『レ・ミゼラブル」、初版の『Les Misérables』、どれも大切な宝物だ。 ◎清水彩(アンジェ:1年) 小さい頃から本が好きだった彩さん、9歳の時、祖父からプレゼントされたのが、子供向けの『ああ無情』だった。「そ [...]
よく働く「親父さん」シェフに学んだ。 2015-01-26 日本のフランス 0 フランスで使っていた15キロのブタ。 ◎藤澤進大郞(ラ・チュルビー:1年) 子どもの頃から料理人に憧れていた進大郞さんは、調理科がある高校に進み、2000年に卒業すると、オテル・ドゥ・ミクニに就職した。イタリア人やアメリカ人も研修に来る厨房では、調理用語やオーダー、数の数え方も [...]