料理は幸せな空間をつくりだす。

本城昂結稀さん(35歳)

「祖父が寿司屋を貸し切るような人だったら、今ごろ寿司を握っていたかもしれない」と話す本城さん。フランス料理との出会いは幼少期、おじいさまが行事ごとに大家族へと振る舞った、兵庫のレストランでの食事だった。
パリでは三ツ星を持つシェフ、パスカル・バルボの元で修行、乞われて日本へ一時帰国した。その後は南仏、スペイン、そしてデンマークへと渡り、厨房でシェフたちの料理哲学を少しでも理解しようとした。そして2013年、自分の店を開く。高い志を持って世界中から集まって来た料理人たちにもまれてきたからか、本城さんは「ボーダレス」という言葉をよく使い、世界にはまだまだすごい原石(料理人)がたくさん隠れている、とも言う。 料理は文化、国の歴史と共に変遷してきたからこそ、フランスの素材を使い、フランスでフレンチを作りたいとも言う。
「最近、お客さまに香りの話をよくされます」   。  本城さんにとって〈香り〉とは、よい素材のこと。この素材の香りを引き立たせるためには何を?という組み立てを、常に頭の中で練っている。お皿にはいろいろ乗せず、ひとつの素材に意識を集中し、料理をする。
恩人であり尊敬するバルボ氏の言葉どおり「毎日1ミリでも成長する」こと、その積み重ねこそが大切だと考えている。話を伺いながら本城さんには自分が 「日本人シェフ」だと
いう意識があまりないのだろうと感じる。独立独歩という言葉がぴったりの本城さん、この先もきっと高く、遠くへと歩んでいくに違いない。(海)

※看板がないのでお見落としのなきよう
火〜土 (火曜の昼は定休)昼のメニューは42€と55€、夜は105€

インタビュー全文:
続きを読む


Restaurant ES

Adresse : 91 rue de Grenelle, 75007 paris
TEL : 01.4551.2574
URL : http://restaurant-es.com/