ストロマエの右腕、ヨシ・マスダに聞く。 2016-01-19 音楽 0 タンタンやムール・フリットと並んでベルギーが世界に誇る顔となったストロマエ、そのアルバム『ラシーヌ・カレ』は350万枚の売上、その発売後に始まった世界ツアーは3年間続き、欧州、アフリカ、北米にまたがる25カ国で209回公演を行って、2015年10月、ストロマエの父方の祖国であるル [...]
しょっぱい音符 12月15日号 2015-12-23 音楽 0 ワン・アンド・オンリーの弦楽ビギン、マラヴォワの新録音『オリウォン』。 さかましぇ?マラヴォワの新録音が届きましたよ。結成から43年を数えるマルチニック島の音楽的シンボルと言うべき弦楽ビギン楽団の20数枚目、スタジオ録音アルバムとしては2009年の『ペップ・ラ』(クレオール語で [...]
Rhoda Scott 2015-12-21 音楽 0 大みそか、「裸足のオルガン奏者」、ローダ・スコットが率いるレディ・カルテットを聴きに行こう。 米国生まれ。若い時にはフランスで、偉大な音楽教育者として知られるナディア・ブーランジェにも学んだという毛並のよさで、故郷に戻り、カウント・べイシーに見い出され、ハモンドオルガンの名手 [...]
Kopatchinskaja, Jansen 2015-12-01 音楽 0 シャンゼリゼ劇場に、30代後半の充実しきった女性ヴァイオリニストが相次いで登場。 6日11hは、ファジル・サイとの共演でベートーヴェンのソナタ集なども出しているモルドバ出身のパトリチア・コパチンスカヤ。体全体で音楽を感じながらの情熱的な表現で聴衆をとりこにする。曲目はモーツァル [...]
しょっぱい音符 11月15日号 2015-11-24 音楽 0 ミッテランのブギー・ワンダーランド。 言葉の流行り廃りは激しい。今日びの日本の人たちは数カ月前に普通だった表現でも「それ死語」と切り捨てる。昭和日本人の私は、一時帰国のたびに死語を連発して浦島太郎と化してしまう。滞仏36年ですから。だからフランスで死語になった言葉も知っている。例 [...]
Diapason d’or / Beethoven 2015-11-19 音楽 0 音楽雑誌 Diapasonが企画した、この13枚組はすごく面白い! ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンの協奏曲の過去の名演奏を、現役のピアニスト、ヴァイオリニストが選曲している。現在期待のピアニスト、ベンジャミン・グローヴナーは、ピアノの1番にシュナーベルの演奏、ヴァイオリニ [...]
Arcadi Volodos “Mompou” 2015-11-07 音楽 0 ミケランジェリがモンポウの曲を一曲だけ弾いていて、気になっていた作曲家だったのだが、最近ロシアの名ピアニスト、ヴォロドスによるモンポウ集が出た。 2曲目の『君の上には花ばかり』で彼の内省的な音の世界のとりこになってしまうだろう。少ない音数の中に、心の動きを反映した自然な音の流れ。 [...]
Kasse Mady Diabate 2015-11-03 コンサート音楽 0 796muフィルハーモニー・ド・パリでのサリフ・ケイタ率いるレ・アンバサドゥールの公演は早々と予約満席。それでガッカリすることなく、ボクらはカセ・マディ・ジャバテを聴きに行こう。 13世紀から続くグリオの家系に生まれたカセ・マディ・ジャバテは、村の祭りなどでマリ王国の英雄譚を歌 [...]
“ Lully, l’Orchestre du Roi Soleil ” 2015-10-19 音楽 0 ダンスの名人で、音楽家や詩人を大切に扱ったルイ14世だが、今年の9月1日で、この「太陽王」が亡くなってちょうど300年たった。 宮廷は大がかりなオーケストラを有し、楽長ジャン=バティスト・リュリが作曲し、自ら指揮する音楽が宮殿から絶えることがなかったという。どこまでも優雅で華やか [...]
しょっぱい音符 10月15日号 2015-10-18 音楽 0 シャンソン・アンダーグラウンドの力持ち。 大衆音楽におけるフランス語表現という時事問題。古くは1994年、FM音楽放送全盛時代に、オンエアされる楽曲の最低40%はフランス語表現でなければならない、と定めた法律。英米ヒット曲満載のFM電波に、シャンソン・フランセーズのシェアを確保 [...]