レユニオン島のマロヤの女王、 クリスティーヌ・サレムに聞く。 2016-02-24 音楽 0 2009年10月、インド洋上マダガスカルの東方に浮かぶレユニオン島(フランス海外県)の音楽マロヤが、ユネスコ世界文化遺産として登録された。ルーレと呼ばれる、またがって上に座って叩く太鼓、カヤンブと呼ばれるサトウキビの茎を板状に張った箱を揺さぶって鳴らす楽器に合わせて、奴隷の哀歌を [...]
Selah Sue “Reason” 2016-02-18 音楽 0 ストロマエ同様、やはりベルギー出身の歌手、セラ・スーの、昨年出たアルバムです。処女アルバム「Selah Sue」は、プリンスの前座をつとめたという話題もあって80万枚売り上げという大ヒット。この 2 作目でも、相変わらず、R&B、ヒップホップ、エレクトロ、フォークなど幅 [...]
Duarte, Télamuré 2016-02-15 音楽 0 昨年10月に、ポルトガル演歌、ファドの女性歌手、ジゼラ・ジョアンのアルバムを紹介し、まだまだファドの伝統に真っすぐつながっている歌手のいる幸せを書いたけれど、このドゥアルテもその一人。柔らかなバリトンでいながら、ファド歌手ならではのこぶしがあって、ぼくらの心を引きつける。それに舞 [...]
Stromae “Racine carée Live” 2016-02-12 音楽 0 前号の「しょっぱい音符」で触れられていたストロマエのライブDVD。信じられないほどの完成度で、トーキング・ヘッズの『ストップ・メイキング・センス』に迫る傑作。影絵のようなアニメや抽象的なモチーフを使った舞台の美しさ。どこまでもヒューマンでマイムを思わせる踊り。そして歌!明快でリズ [...]
Sons d’hiver 2016-01-29 音楽 0 ヴァル・ド・マルヌ県各都市で、新しいジャズの動きを紹介してきたフェスティバル「冬の音たち」も、今年で25周年。ごくろうさま。おすすめのコンサートを紹介。 5日(20h30〜)①は、マーク・リボーのセラミック・ドッグ。トム・ウェイツのアルバムでファンが増えたギター奏者だが、アルバー [...]
Nelson Goerner “Chopin” 2016-01-20 音楽 0 アルゼンチン生まれの名ピアニスト、ネルソン・ゲルナーが昨年秋に出したショパンのアルバム、その中の『前奏曲集』は傑作で、数曲選んだり、全曲通したりして毎日のように聴いている。それぞれの曲の感情の起伏が、ある時は激しく、ある時は優しく、ある時は軽やかに、ある時は沈みがちに、ゲルナー [...]
ストロマエの右腕、ヨシ・マスダに聞く。 2016-01-19 音楽 0 タンタンやムール・フリットと並んでベルギーが世界に誇る顔となったストロマエ、そのアルバム『ラシーヌ・カレ』は350万枚の売上、その発売後に始まった世界ツアーは3年間続き、欧州、アフリカ、北米にまたがる25カ国で209回公演を行って、2015年10月、ストロマエの父方の祖国であるル [...]
しょっぱい音符 12月15日号 2015-12-23 音楽 0 ワン・アンド・オンリーの弦楽ビギン、マラヴォワの新録音『オリウォン』。 さかましぇ?マラヴォワの新録音が届きましたよ。結成から43年を数えるマルチニック島の音楽的シンボルと言うべき弦楽ビギン楽団の20数枚目、スタジオ録音アルバムとしては2009年の『ペップ・ラ』(クレオール語で [...]
Rhoda Scott 2015-12-21 音楽 0 大みそか、「裸足のオルガン奏者」、ローダ・スコットが率いるレディ・カルテットを聴きに行こう。 米国生まれ。若い時にはフランスで、偉大な音楽教育者として知られるナディア・ブーランジェにも学んだという毛並のよさで、故郷に戻り、カウント・べイシーに見い出され、ハモンドオルガンの名手 [...]
Kopatchinskaja, Jansen 2015-12-01 音楽 0 シャンゼリゼ劇場に、30代後半の充実しきった女性ヴァイオリニストが相次いで登場。 6日11hは、ファジル・サイとの共演でベートーヴェンのソナタ集なども出しているモルドバ出身のパトリチア・コパチンスカヤ。体全体で音楽を感じながらの情熱的な表現で聴衆をとりこにする。曲目はモーツァル [...]