狂牛のあとはダイオキシン・チキン。 1999-07-01 ニュース 0 3年前にEU諸国を襲った狂牛問題がまだ喉元を過ぎないのに、今度は飼料用のベルギー産動物性脂肪のダイオキシン汚染 ! ベルギーのヴェルケスト社が1月15日から29日までの間に出荷した粉末飼料用の動物性脂肪がダイオキシンに汚染されていた(鶏の脂身1グラム当たり740ピコグラム )と [...]
戦犯容疑者ユーゴ大統領と和平交渉。 1999-06-15 ニュース 0 NATO軍の約80日間の空爆でセルビア各地で橋や公共施設が破壊され、セルビア兵約5000人が戦死、民間でも300人以上死亡している。四面楚歌に追い込まれたミロシェビッチ大統領がついに 6月3日、和平案を受け入れ、セルビア議会も承諾した。 和平案は、ユーゴ軍のコソボ州からの全面 [...]
知事暗殺事件から放火事件まで。 1999-06-01 ニュース 0 4月19-20日未明、コルス島はアジャクシオ付近の海辺の簡易レストラン(屋根がヤシの葉で覆われているので “パイヨット”と呼ばれる)「Chez Francis」にガソリンをかけて放火したのは憲兵隊、それもボネ前知事直属の治安部隊(GPS) 5人の仕業と分 [...]
エールペーエール家の御家騒動。 1999-05-15 ニュース 0 RPRの設立者、シラク大統領が”家長”だとすれば、6月13日の欧州議会選挙で保守3党連合(RPR-DL-UDF*)を率いるはずだったセガンRPR(前)総裁は、家長と相性の悪い”養子”に喩えられる。また、家長が最優秀児と褒めるジュペ [...]
バルカンの運命を生きるコソボ。 1999-05-01 ニュース 0 かつてはビザンチン、オスマン両帝国に支配され、20世紀にはバルカン戦争(1912-13年)、そして第1次、第2次大戦の”火薬庫”となったバルカン諸国。宗教(東方正教、回教)と南スラブ民族(セルビア人、クロアチア人、アルバニア人、モスレム人) の相克の歴史 [...]
“共和国の娼婦”とデュマ氏の関係。 1999-04-15 ニュース 0 「共和国の娼婦」とはモニカ・ルインスキーのことではなく、フランスで一年半前からエルフ石油会社贈収賄疑惑で話題になっているクリスチーヌ・ドヴィエ=ジョンクール (以下D-J) 夫人のことで、「共和国の娼婦」は彼女が最近出版した著書の題名。同疑惑で問題になっているのは彼女だけでなく、 [...]
委員らのスキャンダルで欧州委員会が総辞職。 1999-04-01 ニュース 0 6カ月前から欧州議会議員の間でも批判の声がくすぶっていた、ブリュッセル欧州委員会委員による汚職や縁故採用などのスキャンダルが原因で、3月15日深夜、同委員会が電撃的に総辞職。 総辞職の引き金となったのは、この1月欧州委の監査役として発足した調査委員会が3月15日に発表した報告内 [...]
「陰核切除」裁判。 1999-03-15 ニュース 0 ユダヤ教徒と回教徒の宗教的儀礼として男児に対して行われる割礼circoncisionに相当する、女児の陰核(クリトリス)またはその一部切除excisionの慣習は、現在もマリ、モーリタニア、セネガルの特に農村地帯で引き継がれている。これらの国からの移民家族の多いフランスにおいて [...]
汚染血液問題で元閣僚裁かれる。 1999-03-01 ニュース 0 1982年にフランスで初めて発見されたエイズ感染者5人のうちの一人は血友病患者だった。エイズ発生当時首相だったファビウス現国民議会議長とデュフォワ元社会問題相、エルヴェ元厚生担当相を、汚染血液製剤問題で”過失致死”などの容疑で裁く共和国法院が2月9日に開 [...]
校内・地域の境界を超える 少年非行・犯罪・暴力 1999-02-15 ニュース 0 暮れにトゥールーズで一人の青年が警官に射殺されたことに抗議し、青少年らが数日にわたり機動隊と衝突。大晦日にはストラスブールやパリ周辺の町で、やはり青少年らが数十台の車を炎上させ、公衆電話やバス停を壊すという騒乱状態となった。 また、パリ郊外のある中学校では教師らが暴力の中での [...]