結婚拒否の権利。 2015-09-18 三面記事 0 今年の4月、サンテティエンヌ近郊の街(St-Chamond )で、15歳の少女が家族に殴る蹴るの暴行を受けていたことが発覚した、とリヨンの地方紙LE PROGRESが報じている。家族の祖国トルコで少女を強制結婚させるにあたって、祖母が処女性を調べる検査を受けさせようとしたところ [...]
番狂わせ。 2015-09-04 三面記事 0 「スクラブル」はアルファベットと数字が書かれた牌を「2倍」、「3倍」などと記されたマス目に並べて言葉を作り、点数を競う言語ゲームだ。7月22日の『ル・パリジャン』が伝えたところによると、ベルギーのルーヴァン・ラ・ヌーヴで開かれたフランス語スクラブルの世界選手権で、とんでもない番 [...]
噛みつかれる警官たち。 2015-08-17 三面記事 0 かつてプロレス界にフレッド・ブラッシーというレスラーがいた。日本でも力道山やアントニオ猪木などと対戦し、その猟奇的な噛みつき技で怖れられた。血まみれの試合を見た観客が何十人もショック死したという伝説さえ残っている。 今年6月のフランスは「ブラッシー病」が蔓延(まんえん)したかのよ [...]
国威は外国車に乗って。 2015-07-24 三面記事 0 7月14日の革命記念日にシャンゼリゼ大通りで行われる軍事パレードは、フランスの威信を国内外に示す一大イベントだ。大空に煙幕で三色旗を描く戦闘機や、一糸乱れぬ兵士たちに、国民としての誇らしさを感じる人も多い。しかし、今年は複雑な思いでジープの車列を眺めた人たちもいた。フランシュ= [...]
国歌を変えよう! 2015-07-03 三面記事 0 トビラ法相は昨年5月の奴隷制度廃止の記念式典で国歌を歌わず、政界でバッシングにあった。人種差別的だとして拒否したのである。しかし、フランスには国歌斉唱を拒否するのではなく、別な歌に変えてはどうかと問いかける人たちもいる。 モンペリエに住む手回しオルガン奏者で歌手の、ジル・アンド [...]
6月のあなたへ。 2015-06-23 三面記事 0 「もうすぐ夏休みだから」と、あまり無理はしなさるな。今年の春はトゥーレーヌ保健相が拒食症のモデルたちの就業禁止を打ち出したことだし、少しは気楽にいこうじゃないか。それでもやっぱり、悩んでいるのなら、先月24日にフランス中南部の地方紙『ヌーヴェル・リピュブリック』のネ [...]
♬飲み過ぎたのは、あなたのせいよ♩ 2015-06-05 三面記事 0 蕎麦が大好きな友人は、ざる蕎麦が運ばれてくるなり、3分足らずで胃の中に収め、お代わりを繰り返す。そんなに蕎麦が好きなら、岩手の「椀子そば」選手権に挑戦しろと勧めると、目を輝かせた。「蕎麦食って死ぬのが本望なんだよね」。人間は己の好物で挑戦を受けると、夏の夜の街灯に群がる虫のよう [...]
情事のあとで。 2015-05-19 三面記事 0 「私はブスだ」と開き直っている人でも、自分を美しく見せたいのが人情。しかし、悲しいかな、持って生まれてきたものは努力しても簡単には変えられず、別人になれたらと思ったりする。 実際に別人となり、女性たちを手玉にとった男の話が、5月4日付のル・パリジャン紙にあった。09 [...]
教室売ります。 2015-05-01 三面記事 0 不要なものを捨てずにネットで転売するということが、今や一種の生活の知恵として確立されつつある。同時に、自分の処女を競売にかけて高額な落札金を手にする女性が現れたり、闇で臓器が売買されるといったことが問題視されている。4月11日のル・パリジャン紙も、19区のエミール・ボレルト小学 [...]
浮気はよくても、 人道支援はダメ? 2015-04-18 三面記事 0 かつて各国のテレビコマーシャルを紹介して人気を博した番組があった。広告はその国ごとの常識やモノの考え方がわかるので面白い。 最近も「浮気専用」と銘打った出会い系サイトの広告をパリの地下鉄の駅で見て、「さすがフランスだ」と妙に感心した。もちろん、電車通学の子供たちもおり、眉をひそ [...]