浮き出し模様印刷職人 2011-05-02 オヴニー社会科 0 見るからにおしどり夫婦エリックさん&ローランスさん — レジオンドヌール勲章の 色は一週間かかる 携帯もある。メールもある。今や手軽に用件を伝える手段にはまったく事欠かない。しかし時間差を伴って、人の手から手へと届く紙のメッセージはやはり味わい深いもの。パリ10区にアトリエを構 [...]
絵画の修復家—「芸術家に修復を頼んではいけない 2011-04-01 オヴニー社会科 0 代表のアネットさん。モネ、マネ、ルノワールなど巨匠の作品も扱ってきた。 赤レンガ造りの高架橋下にアトリエ&ギャラリーがひしめくパリ12区のヴィアデュック・デザール。絵の修復アトリエ〈Le temps passé(過ぎ去った時間)〉は、時おり通行人の足を長く止めさせる [...]
子育て支援の場「緑の家」 2011-03-01 オヴニー社会科 0 「男性がいるのが社会」ということで、 日替りスタッフの中に、必ず一人は男性が入るのが鉄 乳幼児の社会デビューをお手伝い。 フランス人の子育て観に今なお多大な影響を与え続ける精神科医フランソワーズ・ドルト。彼女のイニシアチブの もと、1979年に誕生した子育て支援の場が [...]
フランス気象局 —スーパーコンピューターは日本製。 2011-02-01 オヴニー社会科 0 3700人の職員のうち8割が技術者。 猛暑、寒冬、集中豪雨。世界中で気象ニュースが飛び交うが、この冬大寒波に見舞われたフランスだって人ごとではない。というわけで今回はシャル ル・ドゴール(ロワシー)空港整備地区内にある気象局の見学会に参加。フランス気象局は各県・海外県はもちろん、 [...]
国立映画センター・アルシーヴ部門〈後編〉 2010-12-01 オヴニー社会科 0 膨大な時間と労力をかけ修復される。 ただ今、1919年のトッド・ブラウニング監督作品を修復中。 11月1日号に引き続き、国立映画センター・アルシーヴ部門を見学。今回はフィルムの修復にスポットを当てる。ここで修復される作品はフランス映画が優先だが、外国作品でも貴重なものは積極的に [...]
未来の観客のために文化遺産を保存する。 2010-10-29 オヴニー社会科 0 —国立映画センター・アルシーヴ部門〈前編〉 — フィルムの保存と修復の現場を見たい。そんな思いからイヴリーヌ県ボワ・ダルシーにある国立映画センター・アルシーブ部門を訪ねた。ここは映画の保存、修復、目録作成、資料収集が主なミッション。 まずは要塞跡を使ったと [...]
コサージュ作りの工房 — 生花のイミテーションを 超えた美しさ。 2010-10-01 オヴニー社会科 0 パリ2区で可憐な花々を咲かし続けるルジュロン家の工房。「花」といっても職人が命を与える人工のお花で、身に付ける人に優しさと気品を添える「コサージュ作り」を生業とする。 この創立130年の老舗を率いるのは、直系4代目のブリュノさん。彼の曽祖父から続く家業なのだ。「きっとお母さんの [...]
列車の運行を監視する地域運行センター 2010-09-01 オヴニー社会科 0 ひとつの事故が 600本の列車に影響。 ヨーロッパの駅として利用者数最多を誇るのがパリ10区の北駅。タリスやユーロスターといった国際列車から、フランス国鉄TGVやCorail、近郊列車やパリ首都圏高速鉄道RER、おなじみのメトロに至るまで約2600本もの列車が毎日 [...]
弦楽器修理のアトリエ — フランスでも ウクレレが静かなブーム。 2010-07-15 オヴニー社会科 0 優美なパッサージュにあるアトリエで、弦楽器の修理職人ロジーヌさん。 ルーヴル美術館の近く。1823年建設の優美なパッサージュ・ヴェロ・ドダ。パリの中心にして人影はまばら。喧噪(けんそう)と無縁の場所に弦楽器修理アトリエ兼ブティック〈R&F Charle〉はある。店といえ [...]
パリの煙突掃除人 — 世界のパトロンに なった気分…。 2010-06-15 オヴニー社会科 0 「君のところの煙突、汚れがたまってたよ~」 煙突の定期掃除のため我が家にやってきたジャン=クロードさん。パリのあらゆる煙突の煤(すす)を落としてきたが、「拠点の15区なら登ったことがない屋根はない」と豪語する。現在パリには約80人の煙突掃除人がおり彼もその一人。だが20代以下は [...]