ラテンの血が騒ぐ。La Perichole 1999-11-01 イベント・文化情報 0 アンリ・メイヤックとルドヴィック・アレヴィの脚本でジャック・オッフェンバックの音楽というなじみのトリオで、1868年に初演された作品。 タッタカター、といつものように軽快なリズムでさあ幕が開いた、と身を乗り出すと、おや、登場人物たちも舞台も19世紀のフランス調ではなく20世紀半 [...]
コンサート情報 1999-10-15 イベント・文化情報 0 ●ジミー・スコット ジャズ・バラードを歌わせたら、女性ではシャーリー・ホーン、男性ではこのジミー・スコット。もうかなりの年だと思うけれど、どこから、あんなにスベスベなめらかでフィーリングいっぱいの高音が出せるのか、奇跡としかいいようがない。まだまだ元気で、最近もプリンスやレノンな [...]
いい小説を書くためには‥ “Un sujet de roman” 1999-10-01 イベント・文化情報 0 「歯に衣着せず」という表現があるが、サシャ・ギトリの作品中の登場人物もこの言葉どおり、酷なほど率直にものを言う。売れっ子作家の夫 (ミシェル・オーモン) は、「唯一の取柄だった美しさははかなく消え、残るは眉間に皺よせる口うるさい女の姿だけ」と、 40年も連れ添った妻を忌み嫌い、 [...]
コンサート情報 1999-09-15 イベント・文化情報 0 ●”Les Uns Les Autres”ここは、手ごろな値段でおいしい食事もできるシャンソンクラブ。9月も早々とオープンしています。17日は、アンヌ・メルールがレオ・フェレを歌う。22日は、アラン・レオモフが自作の曲を歌う。23日は、カビリア出身のサラ・ [...]
LE PETIT MAITRE CORRIGE 1999-08-01 イベント・文化情報 0 田舎に住む伯爵の娘オートンスをめとるため貴族のロジモンドがパリからやってくるが、彼が女にだらしない軽薄な男だということを知ったオートンスは、彼が心を入れかえるまで妻にはならない、と言い放つ。 一度は別の女性との婚礼を考えたロジモンドだが、やはりオートンスを忘れられない。モリエー [...]
Expo etc 1999-07-15 イベント・文化情報 0 ●ジャン・マレー(1913 -1998) 展1937年コクトーが「エディプス王」の主役に抜擢して以来60年間、ジャン・マレーの俳優としての”神話”が築かれていく。写真やコクトーのデッサン他、マレー自作の陶器などを通して永遠のジャン・マレー像がよみがえる。9 [...]
オッフェンバックのオペレッタ2作 1999-07-01 イベント・文化情報 0 パリの社交界をあっといわせる豪華なソワレを自宅で開こうと企む、花キャベツ氏の夕べを描く”Monsieur Choufleuri restera chez lui” と、パリの胃袋レ・アールで働く女性たち (演じるのは男性なのだ) の日常を描いた” [...]
ワインを片手に。 Le Vin et le Masque 1999-06-01 イベント・文化情報 0 「酔いしれる時間だ!『時』に閉じ込められた囚人とならないために、酔いしれろ、果てしなく酔いしれろ!ワインに、詩に、あるいは徳行に、気の向くままに。」(ボードレール) 感動させられる芝居、衝撃を受ける芝居、引き込まれる芝居というのはよくあるが、この芝居、というより、その副題が示 [...]
コンサート情報 1999-05-15 イベント・文化情報 0 ●バーバ・マール伝統的な音楽でも、ポップなダンス音楽でも、心に染み入るような熱唱を聴かせてくれるセネガル出身のバーバ・マールが、久しぶりのパリ公演。29日/18h30 126F (FNACなどで前売り中)*Le Bataclan : 50 bd Voltaire 11e 01.4 [...]
大口開けて笑えるモリエールはいかが。 L’AVARE 1999-05-01 イベント・文化情報 0 1668年、モリエールが晩年に書いた喜劇『守銭奴』の主人公、金持ちのアルゴンは猛烈な吝嗇家で、他人は自分から金をかすめとろうとする泥棒で、身内にだって油断はできないから、娘も息子も自分の財産を増やすための道具だと考えている。 自分の執事と恋仲にある実の娘を年寄りの資産家に嫁がせ [...]