ラングドック・ルシヨン地方、カルカッソンヌの北にある村々で作られているワインがカバルデス。この地方産のミネルヴォワやコルビエール同様に、以前は評価が低い常飲ワインだったものだが、最近はどんどん品質が向上し、このカバルデスも1999年にAOCに格上げされた。
このLes terroirs cachésは、コット・デュ・ローヌに欠かせないシラ種、ボルドーに欠かせないカベルネ・フラン種のブドウから作られていて、深い朱色が美しい。ブラックベリーを思わせる香り、口に含むと赤い果実とスパイス風味がまろやかに広がる名酒だ。プロヴァンス風牛肉の煮込みなどにお供させたい。