●Asger Jorn (1914-1973)
前衛芸術運動〈コブラ〉の創立者の一人であるデンマーク人芸術家。資本主義を批判して社会変革を提唱した政治・文化的運動「シチュアショニスム」にも関わった。人間や動物の体が至るところに現れるデッサン100点。クレー、ムンクの影響も。5/11迄(火休)。
ポンピドゥ・センター
●Dvâravatî
13世紀に、現在のタイ国にタイ族の王朝が出現する以前、仏教を信仰するモン人のドバラバティ文化圏があった。この時代、6~13世紀までのタイ仏教美術品145点を展示。
5/25迄(火休)。
ギメ美術館 : 6 place d’Iéna 16e
●Arno Rafael Minkkinen (1945-)
米国在住のフィンランド人写真家が、トリックも修正もなしで、自然の中で自分のアクロバット的なポーズを撮った。本人も現像するまで結果がわからない。不思議な完成度の作品。3/25迄(月休)。
Institut Finlandais : 60 rue des Ecoles 5e
●Vivant Denon & Voyage pittoresque
18世紀の教養人アベ・ド・サンノンは、イタリアを旅し、同時代のドノン(後にルーヴルの初代館長になった外交官で作家、画家)の手記を元に、挿絵本『ナポリ・シシリア旅行記』を出版した。この旅行に付き添ったフラゴナールや、ドノン自身によるイタリア風景のデッサンと水彩画26点を展示。
4/5迄(午後のみ。月休)
Institut Néerlandais : 121 rue de Lille 7e